舞城王太郎『ザ・パインハウス・デッド -ディスコ探偵水曜日 第二部-』

jogantoru2005-12-11



 テンションが上がる。
 やっぱり舞城王太郎の文章に触れると脳のドーパミンだかアドレナリンだかが氾濫分泌してくる。
 このうねるグルーヴ。半年以上待った甲斐があった。しかも今月は新作が二本。ラッキー舞城月間である。ニートになって読書したい。←地味。


 まずは迷子専門探偵ディスコ・ウェンズディ第二部『ザ・パインハウス・デッド』。
 いなくなった梢ちゃんの魂を求めてディスコと水星Cがたどり着いた福井県西暁市のパインハウスでは作家・暗病院終了の死を解明しようと集まった名探偵たちが次々と謎の死を遂げていくギャー!みたいなミステリー。
 その名探偵たちも八極幸有に大爆笑カレーに猫猫にゃんにゃんにゃん、今までの舞城作品に出てきた方々で嬉しい。奈津川三郎ではなく三田村三朗として愛媛川十三も登場するし、やっぱり舞城ミステリーは楽しい。つか、怒涛のように逆転逆転の展開に流され翻弄されつつ「あー、なるほどね」と納得させられて「ぎゃー!マジで?」となる。そんでもう一回読み返したくなってその世界にどっぷりしたくなる。あーあ、やっぱニートになって読書したい。←地味(二度目)。
 でも、どうやら第三部に続くらしいので次はまた半年後だろうか。楽しみ。
 これ難しいだろうけど映像化されないだろうか。野ブタみたいに全然違う話になったら焦るけど。でも昨日のは泣いたけど。そういえば今回の第二部にも戸田恵梨香が出てた。舞城ほんと戸田恵梨香好きなのね。おかげで戸田恵梨香はドラマ出てても舞城組みたいなイメージで好印象。えらかったぞ、マリコ
 つうわけで僕の中の脳内キャストはディスコ→ジェイ・ウェスト、梢→戸田恵梨香です。


 さて、次は群像掲載の『SPEEDBOY!』。今日は籠もろう。