舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』

jogantoru2005-04-13

 待ちに待ってた舞城の新作。今月号の新潮に掲載されている『ディスコ探偵水曜日』。しかも『第一部 梢』って、じゃあ第二部とか第三部とか続いていくわけね、ディスコサーガが始まるわけね。と期待ワクワクワークマンで一気に読了。
 主人公は探偵である。迷子探しのスペシャリスト、その名もディスコ・ウェンズディ。正式表記は「Disco Wednesdayyy」。yが3つだから「イィィィィィィハッ!」となる舞城作品における九十九十九、ルンババ12、大爆笑カレー、猫猫にゃんにゃんにゃん、に続く新探偵は外国人。誘拐されてたところを助け出した梢ちゃん6歳と何故だか一緒に住むことになって、そんな梢の体に異変が起こって、そっからもうめちゃくちゃんなって大変な騒ぎになる。ネタばれになるからあんまり書けないんだけどすごい。で、今回のテーマっぽいの引用。
 『この世の出来事は全て運命と意志の相互作用で生まれる。』
 それがまた時空を越えて、パイナップルトンネルを越えて、東京調布市で大展開されて、最後には舞城の聖地・西暁に向かっちゃうわけで。やっぱ舞城こうでなくちゃと。
 うおおおお、続きはいつになるんじゃい、と悶絶しながら第二部を待ちます俺。