Oh,Through the Night!

jogantoru2004-10-20

というわけで、昨日は雨の中お通夜に行ってた。
お通夜。
英訳すると『through the night』。
って、ずーっと思ってた。
だって読んで字の通りじゃないの。でも、本当は『Vigil』なんだと。何それ?『through the night』の方がなんか雰囲気っつうか情緒っつうかがあるじゃないの。

で、そのあと稽古。
遅れて行ったんです。スーツのままで。
それには一つの考えが。
普段は俺、演出だなんてまったく言えないようなどうにもだらしない人間なので、たまにはビッとね、スーツでね、大人な俺をね、アッピールしてやろうという作戦。
「あ、そこダメよ、もっと感情をこう、ウーン、バーーン!分かんないかなあ。仕方ないな、灰皿ドーーーン!」とかダメを出して行こうと思ってた。
こういうのは最初が肝心。
稽古場に入るなり、ドアはバーン!「何ヘラヘラ笑ってんだ、ボケェええええ!」と入って行く。
なんてことはもちろん出来ず、ドアからヌーっと顔を出す。ちょっと目が合う。目を逸らされる。嗚呼、惨敗。
しかも、入ってたらみんな和気藹々とね、稽古スムーズに進んでんの。
で、俺セリフ入ってないもんだから、明らかに浮いちゃって。
なんか一人だけスーツでセリフ間違えて、「あーなんだ、俺異物だな、今確実に俺が遺物として混入しちゃってんな」とか思いつつ、「お通夜でビール飲んできたから動悸がするんです」なんて言えるはずはなかった。