貴女の奴隷にしてください


 つくばの方でこんな事件があったらしい。
 犯人32歳が近くに住む女性20歳の家に行きチャイムを鳴らす。女性がドアチェーンをした状態でドアを開けると「好きです!貴女の奴隷にしてください!」とドアの隙間から女性の手を掴んだ。犯人は逃走したが警察に御用となる。犯人は被害者に一目惚れしてたんだそうだ。


 しかし。
 これなんだか矛盾してないか。
 つうか腕をガッと掴んでる時点で奴隷じゃなかろうが。奴隷がそんな生意気したらいかんだろうが。
 少なくとも女性がそこで「えーい、奴隷の身分で無礼ではないか!その手を離しなさい!そのままドアを閉めてやろうか!ガチコン閉めてやろうか!」とフットボールアワーのネタばりに女王らしく振る舞えば難を逃れられたんじゃなかろうか。隙間越しに唾を吐きかけてやれば良かったんじゃなかろうか。あ、それじゃ喜んじゃうのか。
 しかしまあそんな必死に奴隷になりたがるってのもね。犯人は生まれる時代間違えたね。
 恋って不毛だね。
 踏もうだね。
 お前の右足の小指を踏もうじゃないか!

『舞妓Haaaan!!!』

jogantoru2007-06-18

 稽古の合間を縫って初日行ってまいりました。
 やっぱり明るい映画はいいもんです。場内爆笑の渦ですよ。笑いって素敵です。
 内容はそら観たらよろしおす。舞妓大好きで舞妓と野球拳がしたくてしたくてしょうがない男の物語。
 舞妓といえば野球拳なのね。そういえば僕も京都の修学旅行の時、ゲーセンで野球拳ゲームみんなでしてましたもん。そういうもんなんですね。でもそれでお土産代使い込んでさしみこんにゃくだけ買って行ったりすると怒られますがね。ナメとんのかと。ま、これは別の修学旅行の思い出ですが、息子が自分用に木刀買ってきて、家族にはさしみこんにゃく1パックだったら、そりゃ怒りますわ。
 それにしても、クドカンワールドと呼んでいいのか分かりませんが、もうやりたい放題。阿部サダヲがラーメン作って野球やって選挙出て中学生で最後はあんなんになっちゃって。もう、どんだけ凝縮されてんのよっつう。
 舞妓さんていいもんどす。
 舞妓っぷりは柴咲コウよりも真加出くんの方が断然いい。舞妓顔なんですね、真加出くん。あ、真加出くんつうか小出早織時効警察の新レギュラーになった時には「何故にこの人が?」と思いましたが需要あるんですね。この映画観るとなんとまあ可愛らしいこと。


 ま、感想とか述べるのもなんですから観たらよろしおす。


 公式HPも凝ってます。
 本編にも出て来る鬼塚公彦(阿部サダヲ)が管理人をしている『ぼんの舞妓日記』も7/1までの限定公開だそうで。


 この作品が植木等さんの遺作になるんですね。
 登場シーンはなんか切なかった。


舞妓Haaaan!!!
【監督】水田伸生
【脚本】宮藤官九郎
【出演】阿部サダヲ/堤真一/柴咲コウ/小出早織/生瀬勝久/伊東四朗/山田孝之/京野ことみ/キムラ緑子/酒井若菜/大倉孝二/吉行和子/真矢みき/木場勝己/北村一輝/日村勇紀バナナマン)/Mr.オクレ/原史奈/須賀健太/植木等(特別出演)
【公式HP】http://www.maikohaaaan.com/index.html

稽古トマナブ

jogantoru2007-06-17


 別にトマナブの稽古をしてるってわけではなく、トマナブってなんだよって話ですが、トマナブは南国の果実でその大きな実はジューシーかつ栄養満点、土地の人々はその年に獲れた一番大きなトマナブ(最大で1mほどになる)を神に感謝を込めて奉納するんだとか。トマナブは真夏の果実と呼ばれ、生まれたばかりの赤ん坊は実をくり貫いたトマナブ
の殻に入れられ、その子の健康を祈られるという風習もある。
 嘘だけど。


 「ショコレ!!!」の稽古も熱が入ってまいりました。
 決して稽古前にみんなでブートキャンプしてるからではなく、それもあるんだろうけど、熱気ムンムンぷりぷりデーモンである。
 もう一ヶ月切ってますし。
 ラインナップをば、そろそろ載せちゃってもいいかなと思う。


 ASSH『ショコレ!!!』
 まつだ壱岱作品
 『The quick brown fox jumps over the lazy dog』
 『DIVE INTO THE SKY』
 櫻井正明作品
 『滴夏』
 『芥河』
 『座敷童子07』
 成願トオル作品
 『高湿アルバム』
 『匿名係長POO』


 このようなラインナップとなっております。
 盛り沢山。バイキングが好きな僕としてはこういうごちゃまぜ感が心地いい。
 期待は裏切らないかと思います。


 お誘いメールぼちぼち送りますんで、無碍にしないでください。
 あと、お墓の前で泣かないでください。
 俺生きてますから。

長いタイトルってなんとなく自分で言うと恥ずかしい


 SHAFTという劇団の芝居を見てきた。お世話になってますえんどう氏出演。紆余曲折あって招待いただいた。ラキー。
 タイトルは「白南風の空 夢の伽歌(しらはえのそらゆめのときうた)」。
 長い。
 秋川なんとかの私のお墓の前でなかないでくださいそこに私はいませんから骸骨ですもん、骸骨っつうか灰ですから、灰になっちまったんですから、ふふふんって歌みたいなタイトルである。
 さらにはこれが店名だったら出前の電話来ても「はい、こちらしらはえのそらゆめごんだばせ○≒&■ヘポ♂≠ゴメ⇔!」とか噛んでしまいそうである。
 大変やなあ。
 ASSHは「ショコレ!!!」。楽である。
 でもってこの時期に人の芝居見ると、何かと勉強になりました。


 そんなことより。
 芝居は中野ポケットだったんですが、平日ってこともあり、結構遅れて入ってくるお客さんが多くて。
 開始10分くらいで女性のお客さんが入ってきたんですが、申し訳ないみたいな気持ちと邪魔になってるみたいな気持ちが交錯して焦ったんでしょうね。
 ポケットの椅子って可動式でこんなんなってるんですが、
 
 そのまま座面降ろさずに床に尻餅どーん!
 ぎゃー。
 尻がどんぶう駿河の国!(あ、これは吉四六さんの名言ね。)
 いやあ、恥ずかしかろうて。
 笑かしていただきました。
 

立ちんぼおじさんと適当おじさんと竜崎ルエ


 朝いつも同じ場所に立ってるオッサンがいて、その角刈り銀縁眼鏡は道行く小学生に「行ってらっしゃい」つうて手を振ってる。なんなら軽く会話を交わしてる。子供らの間ではちょっと顔の知れたおじさん。
 きっと暇なんだろうね。
 そんでもって、こういうオッサンが危ないんだからね。きっと銀縁眼鏡を外した角刈り頭をめくると猥褻画像が持ちきりなのだ。
 知らないけど。


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 最近活字離れしていたんだが復活。
 まずはリハビリも兼ねて高田純次先生の『適当教典』を読む。活字の中を踊り狂うテキトーと下ネタのオンパレード。そこに一筋の真実が見え隠れしたりして、この本はバイブルとなりうるんではないか。高田純次のように生きていけたら幸せである。流石。ちょっと肩の力が抜けた。


適当教典 (河出文庫)

適当教典 (河出文庫)


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 同時進行で読んでいた西尾維新の『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』も読了。これと高田純次を交互に読んでたってのもおかしな話だが、これは昔所ジョージの言っていた「コーラとコーヒーを頼んで片方に飽きたらもう片方を飲むようにするとその都度美味しい」という説に通ずるところがある。しかしながら未だにコーラとコーヒーを頼むという贅沢をしたことがない。


 本書は所謂キラとの対決以前の、ロサンゼルスBB連続殺人事件なる事件を解き明かしていくLと南空ナオミの話。南空ナオミってのは最初の方でキラに殺されたレイ・ペンパーの恋人ですね。その南空さんがFBI休職中に事件に遭遇というかLの指名で事件に送り込まれる。
 まあ、なんつうんすか、面白いですよ。展開も謎解きもオチもいい。映画版のスピンオフはこれをやるんでしょうかね。だったら観てもいいかも、DVDで。


 月末には舞城の新作『サマリア、サッチ・ア・スイートハート』収録の文庫も出るみたいだし、ディスコ探偵も東京戦争も夏あたりに期待出来そうだし、今年の夏は読書で行きたいもんです。あとは汗かいてるくらいのもんですよ僕なんて。


DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

身もフタもない


 いまマルチャンの赤いきつねとかを買うとフタの裏に映画『西遊記』の100円割引券が付いている。
 これを持って映画館に並ぶ奴を見てみたい。
 そもそもそんな思いをしてまで100円割引きを願う節約家は映画なんてレンタルで済ますんじゃなかろうか。