ちょっと微笑ましかった親子愛


 最近の子供ってのは電化製品に強いんですね。
 地下鉄に乗っていると5、6歳の男の子がデジカメでパシャパシャとお母さんやら電車のドアやらを撮ってたわけです。何故かドアを何枚も撮っていたのは気になりますが。
 普通なら「ガキうざい!」ってなるんですがその子がチョーかわいい。ウェンツ瑛士ばりにかわいい。久しぶりにうちの甥っ子に匹敵するプリティーボーイだったので、逆に微笑ましくなった。
 するとウェンツ坊や。お母さんにデジカメを渡すと「動画撮ってー」。動画て。その歳で「動画」なんつう言葉を知ってるなんて末恐ろしい。
 お母さんが「いくよー」って録画を始めるとウェンツ坊やは大きな声で喋り出した。



「ママー大好きー、ママー大好きー、ママー大好きー、ママー大好きー、何回でも言うからね、ママー大好きー、ママー大好きー」



 どんだけ可愛らしいんだよ。お母さんも照れくさそうに笑っておりました。「言わされてる」なんていう見方もありますがここは好意的に受け止めた方が得策。しかしながら「ママー大好きー」言うていたのが僕の真横だったので僕の照れ顔が映ってないかが心配です。
 そんなウェンツ坊やとお母さんにメリー。いつもハンサム二等兵を見てくれている皆さまにもメリーメリーメリー。