『ブラックダリア』
たまには洋画も観てみなくちゃと思ったのはCMで謳い文句にしていた世界で一番有名な死体云々ってやつで、これはもう猟奇的なふふふんでサイコサスペンスでシリアルキラーでハンニバル・レクターみたいなやつが残虐な感じでやってくれんのかと思ったら意外と真っ当なサスペンス。その有名な死体ってのは実際にあった事件を元にしてるらしいんだけど、口は耳まで切り裂かれてて胴体は上下真っ二つで内蔵がアレされてたりでエグいんだけど、あんまり出て来ない。しかも全然大量殺人でもないので残念至極。
いや、そういう趣味嗜好なわけじゃないんだけど、せっかくなんだからぎゃあああとなりたかったのです。
(参照:http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/text/blackdahlia.html)
それよりも思ったのは外人つうのはなんであんな風にいきなり発情するんかね。友人が死んで悲しんでたと思ったらキスしてがっつきあってテーブルの上の料理ぶちまけてそのテーブルの上でいたしちゃうからね。さっきまであんなに悲しんでやんけ。
しかも脱ぐのすごい速いの。
これでもかってくらいのがっついたキスしながらチャカチャカチャッチャと器用に素早く脱ぐもんね。落ち着けよジョシュ・ハートネット。脱ぐの速いのは分かったから。で、終わってからズボン履くのはのんびりでケツ丸出しだったりすんのね。そんなケツは観たくないのね。早く履かせろっつの。履かせろジョシュ・ハートネット。
履かせと助手ハートネット。
…我慢出来なかった。
ま、そんなオヤジギャグと同じくらい我慢出来なかったからキッスと脱ぎ脱ぎを両立させたわけね。うんうん、すごいすごい。俺なんか破けるの怖いからあんな激しくシャツ脱げないもん。そこがワイルドになれるか否かの分岐点なんだよね、きっと。
とまあ、脱ぎ脱ぎ話はさておき、話はなかなか面白かったわけで、猟奇的なハンニバル的な部分を期待しなければ謎解きもなるほどなーと思えるし。
しかしながら映画本編よりも上映前に流れた劇団ひとりのライフカードのCMの方が面白かったってのはどうかと思います。全然笑った。巧い。やはりオダギリジョーの対にいてあんだけキャラ出せるのはこの人くらいかもしれないってのもあながち間違いじゃない。スキミングには注意しないとなのです。