肉布団に包まれて

jogantoru2006-06-24



 ASSHの芝居に準レギュラー的に出てもらっているえんどうたいと氏が出演するSHAFTという劇団を観劇。いきなりの30分押しに30分押しの辛さに改めて気付く。これまでそんな目に遭ったみなさま、申し訳ありません。
 で、この芝居。声優さんがたくさん出てまして、中にはチャングムのアニメ版に出てる人なんかもいる。声優さんが出演となれば自然と付いてくるのはファンである。それもAKB的な。無意味な長髪とかたくさんいる。そんでもって半袖でもタンクトップでもない、名称が分かりませんが、日向小次郎みたいなTシャツを着てたりする。


 で、僕は壁際の席だったんですが、隣に座ったのが写真の彼。相当ふくよか。後ろから見ると後頭部から襟元にかけて太い皺が何本も刻まれている。



 暑い。
 暑くて苦しい。
 微妙に触れる腕の感じが、暑くて苦しい。



 そんな彼のばふうばふうという呼吸音を聞いていると、僕の前に座ったのも俄然ふくよかなグレート義太夫風味。



 前と横をDEBUに挟まれた僕は油断するとくるっとひっくり返ってオセロ的にDEBUになりそうな予感。



 いやーまいった。



 世界のうめざわ風に言ってしまいそうなくらいに、いやーまいった。
 芝居見るにも肉のカーテンをかいくぐらないとならない。
 これが大変。
 しかも前の義太夫はクーラーが直で当たる席だったため数分おきに身震いしてくる。ぶるるるん。隣からは呼吸音が、ばふうばふうばばふうと。



 いやーまいった。



 お前らの肉体の門を開けてくれ!
 


 開門せよ!



 そんなことを思いながら2時間の芝居を終え、外に出たら彼がばふうばふうと歩いている。



 僕はその後ろ姿を見ながら間食は控えようとつくづく思ったとさ!