やったねフランケン
家に帰ってテレビつけたら「ビフォーアフター」やってて、前回見逃したフランケンさんが三ヶ月ぶりに登場。
やっと見れた。
すげえ。
綺麗になってる。
人間変われば変わるもんであるが、心までポジティブになるんだったら整形って全然OKなんじゃないだろうか。とか思う。何百万もかけて勿体ないとか思うけど、ま、本人次第ですわな。
三ヶ月ぶりのフランケンさんは東京に出て来るとかで石田純一が会いに行く。
いつもちょっとコメントのおかしい石田純一。ちょっと大袈裟というか、ちょっと方向があっちの方に行ってる。フランケンさん手術後にも「人間の尊厳とか考えさせられますね」って、そこまでかよ。それ逆に全国のフランケン顔のみなさんに尊厳ねえよって言ってるかのようでちょっと焦る。でもどれもちょっとだから、そこが石田純一なんだけど。
喫茶店に現れたフランケンさんは、まあ普通なんだけど、スタジオではメイクやらライトやらでものすごく綺麗になってるんですね。そりゃ鈴木その子とか真っ白になってたわけだ。
そこでも石田純一はちょっと間違えてて「電車乗っても大丈夫?周りの人逃げない?」とか「タクシーで気持ち悪いから降りてくれとか言われない?」とか聞いていく。それに「電車で横に人が座るんですよー」とか「タクシーの運転手さんと会話しちゃいましたー」とか笑顔で応えるフランケンさん。なんかものすごいよ。ギャグじゃないんだもんな。逆にこういうのはあんたにしか聞けないよ石田。
で、さらにフランケンさん。
「男の人に声かけられて付き合ってるんですぅ」
ダメじゃん。
そんな軽くいっちゃダメじゃん。
それじゃタダそんだけみたいな感じになるっての。石田純一は良かったね的な顔してたけど、それは石田だから。顔綺麗になったからってちょっと声かけられた男にほいほいと、ええ、「ほいほい」などと半端な表現になるほどの流されっぷりフランケンがあたしゃ心配だよ。今こそハートを見て行こうよと思う。ガッカリだ、フランケン。さん付けもしないぞ。
そんなフランケンは大塚美容外科(だっけ?)に就職も決まったそうで、じゃあ都内でフランケンに会えるかもしれないわけですね。
「あ、元フランケンだ」
って言われたりするんだろうな。
でも確かに整形行って「私こんなだったんですよー」って写真見せられたら、ここなら安心だってなるもんな。世のフランケン顔がこぞって集まるんだろうな。フランケンはフランケン顔界のプリンセスになるだろう。
プリンセス・フランケン。
ものすごく真逆だ。
でも、他に出てきた女の人は「水虫みたいな顔」って言われてるんだとか。
水虫って菌だから菌みたいな顔ってことなのか、ただれた足の裏みたいな顔なのか分からんけど、整形後はセレブみたいになってた。
水虫セレブ。
訳分からん。
でも番組も末期なんでしょうか。これからどんどんすごい、というか目新しい顔の人が出て来るんじゃないだろうか。そんじょそこいらのブサイクでは出れませんから「ブサイクA級+不幸A級」じゃないと出場出来ない、ブサイクの超人オリンピックみたいになってくるんじゃなかろうか。呼び名もすでに菌類まで来ているから次からは物とかになってくるのか。
産廃みたいな顔とか。
駅のホームに吐かれたゲロが乾いたみたいな顔とか。
ゴミ箱の底に溜まったコーヒーとかのくさい匂いみたいな顔とか。
もうここからはネーミング勝負だと思う。
自分はそこそこでほんと良かったとしみじみ思える。
そういう庶民を安心させる番組なんですね。
自分より下の人を見て安心する。
まったく向上心のない話だ。
上を見ようよ、上を。