『アンジェラ』
【監督・脚本】リュック・ベッソン
【出演】ジャメル・ドゥブーズ/リー・ラスムッセン
6年の沈黙を破る、リュック・べッソン監督最新作。
構想10年のこの作品は本国フランスでは公開当日まで、作品内容、出演者、映像から写真に至るまで、すべてトップシークレットとして進行。ベッソン監督自身も本作品についての取材を一切受け付けず、事前の試写も行われず、公開日を迎えた。
だそうで、監督10作で引退なんてことも言っているリュック・ベッソンの監督10作目(なんか宮崎駿みたいだけど)ということもあり、俄然期待高めて映画館へ。
観終えて僕が思ったのは、
6年どころじゃなくて、ずっと沈黙しとけば良かったのに。
まあ、悪いわけではないんですが、なんか普通。
全体的に、普通。
構想10年なんでしょ。6年沈黙してたんでしょ。
つう話です。
ストーリーは、フランス・パリを舞台に、人生を悲観してセーヌ河に身を投げようとしていた主人公の青年の前に、アンジェラと名乗る謎の美女が現れ、青年が生まれて初めての愛を抱くという、見事に1行で書けちゃうくらいの内容。
リュック・ベッソン曰く「この映画は、女主人公と男主人公についてのストーリーではなくて『光と影』についてのストーリーなんだ。男主人公は小さく、常に嘘をつき自分に対して多くの悩みをかかえている。その反対で、女主人公は光り輝き、生き生きとしているんだけれど、おもしろいことに彼等は二人で一人の人間なんだ。男は自分の外見などの悪い『影』の部分ばかりを見ていて、心の中にある『光』の部分を見ようともしない。人間誰にでも光と影があるのだから、自分で自分の光を見つけてあげる必要があるんだ」ということらしいんだけど。
うーん。
なんか難しい感じで言ってるけど、180cmのオカマと小さい髭を剃り忘れた植草かっちゃんにしか見えない。
アンジェラ役のリー・ラスムッセンはGUCCIの専属モデルらしいんだけど、フランス語の分からん僕が見ても「うわ、この人芝居下手だなあ」って感じ。フランス語でも棒読みってあるんですね。
でも、悪くはないんで、好きな人は好きなんじゃないでしょうか。
パリは綺麗でした。
普段はあまり辛口なことは言いたくないんですが、期待していただけに・・・。
そうか、期待が大きいと失望も大きいんですね。
気をつけないと。ドキリ。
ひとつだけ言えることは、
この映画よりも、
釣りバカ日誌17の予告編の方が面白かった
ってことでしょうか。
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