『アンジェラ』

jogantoru2006-05-13



【監督・脚本】リュック・ベッソン
【出演】ジャメル・ドゥブーズ/リー・ラスムッセン



 6年の沈黙を破る、リュック・べッソン監督最新作。
 構想10年のこの作品は本国フランスでは公開当日まで、作品内容、出演者、映像から写真に至るまで、すべてトップシークレットとして進行。ベッソン監督自身も本作品についての取材を一切受け付けず、事前の試写も行われず、公開日を迎えた。


 だそうで、監督10作で引退なんてことも言っているリュック・ベッソンの監督10作目(なんか宮崎駿みたいだけど)ということもあり、俄然期待高めて映画館へ。
 観終えて僕が思ったのは、
















 6年どころじゃなくて、ずっと沈黙しとけば良かったのに。




 まあ、悪いわけではないんですが、なんか普通。
 全体的に、普通。
 構想10年なんでしょ。6年沈黙してたんでしょ。
 つう話です。



 ストーリーは、フランス・パリを舞台に、人生を悲観してセーヌ河に身を投げようとしていた主人公の青年の前に、アンジェラと名乗る謎の美女が現れ、青年が生まれて初めての愛を抱くという、見事に1行で書けちゃうくらいの内容。
 リュック・ベッソン曰く「この映画は、女主人公と男主人公についてのストーリーではなくて『光と影』についてのストーリーなんだ。男主人公は小さく、常に嘘をつき自分に対して多くの悩みをかかえている。その反対で、女主人公は光り輝き、生き生きとしているんだけれど、おもしろいことに彼等は二人で一人の人間なんだ。男は自分の外見などの悪い『影』の部分ばかりを見ていて、心の中にある『光』の部分を見ようともしない。人間誰にでも光と影があるのだから、自分で自分の光を見つけてあげる必要があるんだ」ということらしいんだけど。


 うーん。


 なんか難しい感じで言ってるけど、180cmのオカマと小さい髭を剃り忘れた植草かっちゃんにしか見えない。


 アンジェラ役のリー・ラスムッセンGUCCIの専属モデルらしいんだけど、フランス語の分からん僕が見ても「うわ、この人芝居下手だなあ」って感じ。フランス語でも棒読みってあるんですね。



 でも、悪くはないんで、好きな人は好きなんじゃないでしょうか。
 パリは綺麗でした。


 普段はあまり辛口なことは言いたくないんですが、期待していただけに・・・。



 そうか、期待が大きいと失望も大きいんですね。
 気をつけないと。ドキリ。



 ひとつだけ言えることは、






 この映画よりも、




 釣りバカ日誌17の予告編の方が面白かった



 ってことでしょうか。





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