三度目の那須③〜岩屋の中は楽園ベイベー〜

jogantoru2006-05-11



 岩屋の中に足を踏み入れたんだが、それは岩屋つうかビルヂングだ。むしろ岩屋ビルだ。
 入るとエレベーターに神主みたいな格好のおじさんが入ってきて「映画始まりますよ」と言われ一緒にエレベーターで上がり、ちょっとしたプラネタリウムみたいなとこに座らされて「じゃあ、上映始めますね」って映画「天岩戸の物語」が始まる。客は僕らだけ。
 「なるほどー、こうやって洗脳されていくんかー」とか思ってたけど、映画の方は意外や普通。史実(なのかは定かじゃないが)に忠実な感じで天照大御神が天岩戸にこもったって話がよく分かった。むしろ不純なのはこっちで天字受売命(あめのうずめのみこと)が踊り出すのを見ながらポロリを期待したりしてる。相手は神様だっつうのに。
 でも、なんか怖いから観終ったら神主おじさんとは目も合わせずに違う回に行くと、そこには衣装やら宝物やらいろんな写真やらが飾ってある展示室になっていた。


  
 左は何か天狗だ。右は天字受売命(あめのうずめのみこと)。この神様は芸能の神様だってんで拝んだ。


 で、いろいろ見て回ると、こんな写真もあった。




 


 暗くて分かり難いかもしれないけど、皇太子夫妻の写真!
 「なっ!皇太子来たの!?すげええ!」
 しかし、これよく見たら近くにあったオルゴール美術館の前での写真である。でも僕みたいな純朴な人間は「皇太子さんも来たんかぁ、ありがたやぁ」なんて勘違いしてしまう。巧いやり方である。
 さらに、





  
  


 小泉純一郎首相推薦!
 これからの世の中は楽園になる!


 どうやら参議院議員時代にうっかりしたようである。
 ちょっと発言でも気をつけないとこんな風になるんですね。
 でも小泉さんと神道だとまんざらでもない感じで軽くリアルだったりもする。



 そのまま、階段を上がると屋上に天照大御神を祀った祠があって、さらに小さな階段を上がると屋上に上がれる。











 




 高い。
 巨大神像の上から見渡す那須の風景はただただ緑ばかりである。
 



 




 あ!あれは?
 緑の中ににょっきり異物感!





 




 仏像!
 たぶん、でかい、仏像!





 と、いうわけで一路仏像を目指す。









 


 でかい。
 弥勒菩薩様である。
 全長23メートル。
 巨大神像が30メートル、弥勒菩薩が23メートル。
 この二体が夜な夜な戦ってたりすると面白いんだけど。



 そういえばこの菩薩様を見ている時。
 すっごいぷりぷりしながら歩いてきて、菩薩様の写メを一枚撮って颯爽と帰っていった女の子がいたんだけど、何者だったんだろう。
 周りは誰もいなくて、閑散とした田んぼの畦道の先だのに。
 写真撮ってあげればよかったんだろうか。




 無理。





 そして僕らは次の面白ポイントに向かった。
 そこも前回、怖じ気づいてしまい入口まで行って逃げ出してしまったのである。



 そう、日本唯一の戦争博物館へ。




 だって、大和男児ですもの。