世界の貧乏人のために
先日、
某食べ放題の店に行った時、
写真の貼り紙を見つけた。
『世界貧乏人の為、食糧を大切にして下さい。食べ残すと罰金』
いやぁ、言いたいことは分かるんだけどね、いいこと言ってんだけどね、やっぱり間違えてると思うわけです。善意だけどね。確実な善意だけどね。無神経な善意が裏返っちゃって悪意になってる。本当は善意ひっくり返すと「いんぜ」だけどね。
「難民全員いんぜ。ん?みんな?」
回文だけどね。
でも、
…世界貧乏人って。
これものすごくパンチ効いた言葉ですよ。
ただの貧乏人じゃなく世界的貧乏人ですから。
24時間テレビで「みなさまの募金は世界の貧乏人に送られます」とか言ってたら「余計なお世話だよ!いらねっつの!」って事になりますからね。
「貧乏人」って言ってる時点で相当見下されてる感ありありですが、「世界」って付いたらグローバルな視点で小馬鹿にされてるようで釈然としない。これを国家レベルで推奨したりするといずれは「世界貧乏人週間」とか「世界貧乏人会議ウィーン大会」とか「世界貧乏人救済機構世田谷支部」とか出来てくるわけです。
もう訳がわからん。
とはいえ、この貼り紙が一番言いたいのは後半の罰金の部分だけだったりするわけで金額がリアルなだけに「これは本気で罰金取りに来るな」と思ってドリンクバーの氷すら噛み砕きましたよ僕は。