神様に会えた日
東京芸術劇場で志村けん一座の『志村魂』を観劇。いやいやいや「観劇」じゃない「観志村」だ。だって志村が見たいんだもん。志村けんを生で見れるってだけで朝からどんだけテンション上がるんじゃいというくらい上がる。
だって生志村だもの。
生バカ殿!
生アイーン!
生へんなおじさん!
満腹ですよ。満腹でヘーイですよ。満腹ヘーイ。
内容は“志村けんベスト盤”って感じで、オーソドックスなバカ殿に大爆笑して、コント集では「あたしゃメシは食ったかい?」も見れたし、ひとみちゃんも最高。二部では藤山寛美の十八番だという松竹新喜劇『一姫二太郎三かぼちゃ』にホロリして、最後に出たよ、
「なんだチミは?」
「あんだチミはってか。そうです、わたしが変なおじさんです」
もう、一緒にコケたかった。
そしてチャンスがあれば憧れの「志村うしろー!」ってやりたかった。
でもね、ほんと神様ですから。子供の頃から見ていた神様ですから、その人が目の前で動いてるだけでもう信じらんない。だって動いてるんだもん。死ぬまでに生で見れると思わなかったもの。
そういえばバカ殿で桑マンが見たかった。桑マンのトランペットでコケてほしかったんだけど、桑マンは日本を牛耳るのに忙しいらしいんで、まあ仕方ない。
『志村魂』
【脚本/演出】ラサール石井
【脚本】朝長浩之/ケラリーノ・サンドロヴィッチ/妹尾匡夫
【出演】志村けん/ダチョウ倶楽部/池田成志/山口もえ/及川奈央/くまきりあさ美/多岐川裕美/地井武男