『探偵事務所5「楽園/失楽園」』


【監督】林海象
【出演】成宮寛貴/宮迫博之/貫地谷しほり/池内博之/永瀬正敏/田中美里/佐野史郎/SHOGO175R)/上原歩/橋本真実/矢島健一/渡辺一志/宍戸錠


 林海象監督が濱マイクに続いて送り出した探偵映画。劇場で観たかったんだけど公開が短くて断念した。気が付いたら調布でレイトショーだもん。行けないっつの。
 濱マイクが横浜黄金町ならこちらは川崎が舞台。創立60年を誇る探偵事務所『5』。
「ファイブ」じゃなくて「ご」と読む。裏をかかれた気分。日本人なんだから素直に「ご」で良かったのにアメリカかぶれだったわけだ。
 ここには5で始まる三桁の番号で呼ばれる探偵がたぶん99人いる。
 今回は591(成宮)と522(宮迫)が主役。ネット版では他の探偵が主役の話があるんだけど1話と『み●なくるう』しか観てない。


 海象監督の探偵モノはやっぱりかっこいい。小道具とか気が利いてるし。個人的には522宮迫が使っていた「⇒」マークの出る赤いライトが欲しかったりする。
 そして、ちょっとした小ネタが嬉しかったりする。例えば依頼主の女の子が使う偽名が「濱茜」だったり、501が佐野史郎だったり。ニヤリである。
 そして永瀬さんが出ているのがやはり最大のニヤリで、しかも探偵じゃない。ネタばれだからあまり書かないけど、ああいう役の永瀬さんはいいね。「閉じる日」とか「罠」のような。
 続編を期待したい作品。また「モリヤマ」に登場していただく感じで。