美脚を舐る唇は妖しく輝きて
そいつは俺の前にすらりと伸びた脚を投げ出して挑発してくる。
俺は先ずその足先から太腿にかけて撫でるように視線を這わせる。程よい肉付きの熟れた肢体が俺を捉えて離さない。
「さあ、いらっしゃい。むしゃぶりついてごらんなさい」
早くその脚に舌を這わせ、甘美な時間を味わいたい。誘ってきたのはお前だ。俺の理性は制御不能に陥りそうになるが、ここは公衆の面前なのだ。本能のままに行動するなんて野蛮だ。でも、視線を外すことすら俺には出来なかった。
もう、…我慢の限界だった。
どうなったって構わない。
俺はその両足首を掴むと力任せに押し広げる。
そして、その肉付きのいい熟れた太腿にかじりついた。
カエルのー、足ー。
初めてカエルちゃんを食べてみました。
アイピット目白にて東京SHOTGUN EXPRESS公演『俺様ランチ≒あなた様フルコース』を観た帰りの居酒屋でのことです。
この公演は何度もASSHで制作してくれていた小野奈緒ちゃんが演出するオムニバス。3月の公演に出演する方や、前にやぶさめに出てくれた飯田くんなんかも出てる。知り合いだらけの芝居って不思議である。生意気ではあるが授業参観に来たみたいな感じだったりする。あと、場内整理の人がやけに明るくてまるで日テレの新人アナウンサーのようだった。羽鳥的な感じ。たぶんお婆ちゃんとかに人気があるのだろう。今日まで公演やってますので、気になった方は是非。
というわけで、カエルちゃんだ。
観劇帰りの雪のちらつく目白界隈。一緒に飲むのは最近やたら登場の宇都宮快斗。僕の中ではすでに数少ない友人の一人にカウントされています。で、ぐだぐだと飲んだり食べたり話したり泣いたりしていたわけだけど、ふと壁にかかったメニューに目が止まった。
カ、カエル!
か、下半身!
カンガルーは前に恵比寿で、ワニは元ヤクルトのパリッシュ来日時に食べているし、ダチョウは昨年末に那須で堪能しまくっている。ダチョウのところには「ヤァー!」と愛嬌満点だが、そこは軽くスルーしてみる。
で、やっぱりウサギはまだ食えない。
可哀想じゃん。
同じピョンでも可愛さならウサギ>カエル。
だので、カエルを食う。
さっぱりしてて美味しゅうございました。ささみみたいな感じ。よく「ささみを食え。いい身体になる」と言われてるので困ったらカエルを食べることにします。
でもメニューには下半身しかなかったけど、上半身は食えるんだろうか。
食べようとしたら
「ゲロゲーロ」
なんて鳴いたりして。
そんな言われたらさすがに可哀想になる。
鳴かなければ食べれるかな。
鳴かぬなら 食べちゃえ蛙 ここにあり
つうか、やっぱ気持ち悪い。
次回こそはウサギ。