町田ラブショック
昨日は稽古後にみんなで飲みまして、わーわー言うて楽しくやって宴もたけなわ、ぼちぼち解散しようかーとなったんですが、メンバーの宇都宮快斗がこう言ってきた。
「今日法事で家に誰もいないんですよね」
はっ!
あたい口説かれてる!
普段口説かれ慣れていない僕は即座に腰砕け。上目遣いでこくんと頷き、電車とタクシーを乗り継いで町田にある宇都宮邸に。いけない!トオルったらムダ毛の処理忘れてる!そんな焦りを尻目に彼は僕に尻を向けると自宅ドアの郵便受けをガサゴソガサ。「どしたん?怖じ気づいたん?」と聞く僕に、振り向いた彼は言った。
「鍵がない!」
アホかー!
町田駅からタクシーで来たため駅に戻るわけにも行かず、つうかここはどこ?
すると快斗氏「うちの鍵を持ってる人がいるから取ってきます」と走り去って行った。
何それ?
誰?
そして僕は一人寒風に晒された。寒い。快斗氏が去り際に言った言葉「下に自販機あるから温かい飲み物でも飲んでいてください」を思い出し階段を降り自販機の前で財布を開くと5000円札が1枚と小銭が116円。
何たる不幸!この時ほど樋口一葉を恨んだことはない。何がたけくらべじゃ!そんなん人を比べたりすんな!そういうとこから差別が始まるんじゃ、ボケえええ!
周りにはコンビニなんて見当たらず、とりあえず彼を待つことに。寒さからくる震え。脳裏をよぎる凍死の二文字。長い長い十数分を耐え、彼は鍵を持って帰ってきた。一瞬僕には彼がメロスに見えた。
ようやく家に入り暖をとり一息つくと、快斗氏が叫んだ。
「僕のGパンに鍵ついてましたー!」
ですって。
おっちょこちょいだなあ。
そして快斗氏はロースハムを切りわけ「手掴みで食え」と優しく微笑んでくれました。あとキュウリを切ると「バッタのように食え」とさらに微笑んでくれました。
そんな宇都宮快斗くんはジョニーデップと間接照明と南Q太が好きだそうです。そしてお母さんは韓流好きでお父さんは鶴瓶似だそうです。
そんな彼も出演のASSH『キスと半島と残酷』。チケット絶賛発売中です。