引っ越したい

jogantoru2006-01-23



 関東地方が大雪に見舞われた土曜日。ママンからのメールに添付されていたのは2体の雪だるまの写真だ。メールには「孫たちに似てるでしょ」と添えられていた。
 すごいと思った。
 極寒の中、雪玉を4玉も作り、乗せ、眉毛までこしらえるママンのテンションの高さに脱帽である。ひょっとすると祖母オブザイヤーを狙ったりしてるのかママン。


 そんなメールを読んでいる息子の部屋は外よりも寒くて布団の中身動きも取れない。
 毎夜布団に入ると「こりゃ死ぬかもな」と思い、目を閉じる時に「朝無事に起きれますように」と祈りながら眠りにつくのだ。
 うちの部屋は寒い寒いとよく言ってますが、今あなたが思った「寒い」の6倍は寒いです。破格の「寒い」をご想像ください。ただでさえ日当たりの悪い我が家は陽射しもねえ、コタツもねえ、車もそれほど走ってねえ、でもバスは一日一度来る。オラこんな部屋いやだあ、こんな部屋いやだあ、と唄ってみてもリフォームするわけにはいかないから引っ越したい。別に遠くに行きたいわけでもなく暖か快適であれば隣の部屋でもいい。の、だが、いかんせん元手がない。しかも7年くらい住んじゃってるから愛着があるっつうか、汚くなりすぎちゃって出る時に怒られそう。寝てる間にお掃除の精と模様替えの精がこっそりやってきて上手いことやってはくれまいか。ついでにホットカーペットを敷いて春色のカーテンをかけてPSPをくれまいか。
 などと夢と希望満載な心持ちではあるが最終的には地味に春を待ち焦がれるばかりだ。でも春って意外とすぐに終わって夏になるとものすごい暑い。
 やっぱり引っ越したい。


 オチとかないですよ。寒いし。