那須ガス爆発2005③〜帝国JAPANと巨大神像〜
雪の乙女地獄を抜けて車を走らせると沿道にお馬ちゃんがいるのが見えて「わー、かわいー」と降りてみる。
そこは小さな囲いがあってお馬の親子が物欲しそうにこっちを見ている。
見るとその視線の先には小さなテーブルがあり、そこにはグラスににんじんを細長く切った物が各3本づつ入れられていて、横に小さな箱がある。
『馬のエサ 100円』
さっそく100円入れてにんじんを手に馬の前に行くとそれをまっそりまっそりと食べる。
仔馬にもあげる。まっそりまっそり。
なんだか可愛いのでさらに100円、さらに100円、と300円分もエサをあげる。
豪遊!
もう充分だろと振り返ると、そこには異様な建物が。
日本唯一の戦争博物館だそうで、観光地だってのに物々しい雰囲気。ずいぶんとライトウィングなテイストである。
リーフレットによると
『一個人が愛国の情熱で作った明治建国より終戦までの陸海軍当時の品12,000点軍艦より飛行機、戦車攻撃砲機関銃あらいるものが歴史に正しく感激の涙あり(原文ママ)』
なんだそうだ。なんとなく赤い字な感じだ。
興味はあったが、
すごく怖いので断念。
雅子様と愛子様のカレンダーを売ってました。
気を取り直して、さらなる面白スポットを探していると前方に大きな寺社を発見。
なんだか金で縁取りしてあるし、よく見ると建物の上には「大展望台」とか書いてある。
ま、展望しようにも山山山なわけだが、この建物がどうも胡散臭い。
看板を見るとそこは『神命大神宮』というらしい。
で、入り口から中を覗いて見ると、
そこには巨大な黄金像が!
これは天手力男命(あまのたぢからおのみこと)という神様の像らしいんだが、詳しく分からないので神命大神宮のHPを調べてみる。TOPページには巫女さんがペコリーとかしてて軽く萌えるけど、そこに油断してはならん。
さらに調べてみると、
『天手力男命(あまのたぢからおのみこと)様は、神話で御承知のとおり天照大御神(あまてらすおおみかみ)様が天の岩戸にお隠れになった時、思兼之神(おもひかねのかみ)・天字受売命(あめのうずめのみこと)等と共にその誘発を促し、最後に剛強な力を以って天岩屋戸を押し開いて大御神様をお出し申し上げたことで有名な神様です。普段は温和な神様ですが、一番の力持ちでその行動力は果敢です。』
と、そんな神様なんだそうだ。
すごいね。普段は温和なのに果敢だもん。
でもこれって、普段大人しいのに突然キレるいじめられっ子みたいにも思えるから不思議だ。
現代っ子みたいな神様である。
それにしてもでかい。
この巨像は全長約30メートルあるんだとか。
僕は思わず手に持っていた缶コーヒーと見比べてみる。
缶コーヒーは全長10センチだから、なんと縦に並べて300個分!
でかい!
よく分かりにくい感じだがでかい!
おそらくでかい!
そして横に並ぶWONDAは小さい!
まさに
WONDAと巨像!
また、ダジャレだよ!(スケバン狂子2連発)
ま、なんか怖かったんで入らなかったんですけどね。
しかし、この黄金の巨像、どこかで見たことあるなあと思ったら
ちょっと神奈月でした。
(そして次回、いよいよ旅は佳境を迎える)