那須ガス爆発2005②〜初雪に乙女の親切踏みにじり〜
朝起きるとすっかり雪が積もっていて焦る。
なんというか、いきなり過ぎて感動とかしない。
あー雪だ。みたいな感じ。
とりあえず触ったり。
いきなりだと触るね。確認したくなる。
階段から落っこちて自分の体が女の子になった時も触るもの。
これはやらしいアレではなくて確認だ。
で、あー女だ俺。とかなるんだと思う。
そんな雪景色を見ていると
「←スタート」なんて書いてあるもんだから、スタートしてみる。
車の運転も非常に怖い。チェーンなんかないもの。チェーンなんか巻けないもの。そういうモダンなライフの中にいるんですから僕は。
雪の中はさらにずんずん進むと、そこには滝があった。
『乙女の滝』(写真は雪が降ってないバージョン)
白笹山から流れる沢名川にかかる、落差10m、幅5mの美しい滝。
名前の由来は美少女がここで髪を洗っていたからだとも、滝自体が乙女の姿をしているからだともいわれている。
のだとか。
こんなとこで髪を洗うってのは罰ゲームだと思う。
なんとなくひょうきん族の懺悔コーナーを思い出す。
ふと見ると爽やかな感じのカップルが滝に一直線に歩いていく。
すわ、心中か!
二人全裸で入水か!
と、色めき立つも脱ぐ気配も入る気配もなく、むしろ邪魔的な存在になってしまったため、その場を去ることにする。
まったく、こっちは心配してやってんのに。
俺の親切を踏みにじりやがって!
悔しいから、僕は新雪を踏みにじってみた。
ダジャレだよ!(スケバン狂子で)