ヤアヤアヤア、水戸にお台場がやってきた!
茨城のきれいな空気に触れると発作が出ます。東京のよごれつちまった空気が体に合っているようです。成願です。
実家に帰るとやけに早起きになるわりには朝ってのはやることもないわけで、普段は見ない新聞を見たりする。というより普段は新聞を取ってないから見るわけもないんだが、たまに新聞なんか見ても株価とか分かんないし芸能面もないから薄いスポーツ欄とテレビ欄くらいしか見ない。仕方ないから広告も見る。パチンコ屋のチラシとRight Onのチラシばかりなんだけど、茨城だから当たり前のように写真のようなチラシ文句がそこかしこに踊っている。
『うまかっぺ茨城』
ナイス宣伝文句。キャッチーでよろしくだ。
でもそんな「うまかっぺ茨城」のチラシをよく見てみるとそれは水戸内原に出来たイオン水戸内原ショッピングセンターの広告だった。
イオン水戸内原ショッピングセンターは北関東最大とかいう噂のショッピングセンターで茨城県民にとっては狂喜乱舞のお祭り騒ぎ。
とりあえず僕も「行ってみっぺ!」と車に乗り込み、いざ着いてみると近隣の道路は全部渋滞で駐車場に入れるのに『60分待ち』とか書いてある。しかし周りには何もないもんだから待つしかない。大勢のおっさんやおばさんが場内整理をしているんだけど人が多すぎるからかみんな番号付きのゼッケンを背負っている。いい歳こいてこのおじさんたちは番号で呼ばれてるんだろうか。今まで一所懸命働いてきて「じゃあ、203番と258番は10分休憩してきたらいがっぺよ」とか言われてんだろうか。シェチュネェ。
で、中に入るとこれが途轍もなく広い。
周りは玉置浩二が歌ってそうな田園しかないってのに中はなんつうかモダーンである。
ちょっとしたお台場だ。小お台場である。
そこにはオシャレっぽい若者もいれば家族連れもいれば氣志團現象みたいなヤンキーもいれば中川家礼二みたいな顔のおばさんもいれば農作業帰りみたいなオッサンなんかもいる。
るつぼである。漢字だと坩堝と書く。
ヴィレッジヴァンガードもある。
チョコクロもあるしチャイハネもあるしキディランドもある。
なんかもうすごい感じだ。
需要あんのかってくらいに充実したラインナップである。
もちろんシネコンも付いてる。
で、中に駄菓子屋的なスペースもあって、懐かしっぽい物が店頭に並んでた。
多少のエロスも必要なのである。