1リットルのなにか
豆腐つながりではないがドラマ『1リットルの涙』の陣内孝則は豆腐屋だ。ちなみに陣内大蔵はメントスで杉村太蔵はいくら叩かれようがうらやましい。
で、ドラマ。1回目を見逃したが『リンカーン』はビデオに録画しているため、いっちょ泣いたろか、むしろ泣かせられるんかいと思いつつ見る。
泣いた。
娘・沢尻エリカの病気を知った両親(陣内・薬師丸ひろ子)がバスケの試合の応援に行く。娘は脊髄小脳変性症という難病にかかっていて現代医学では治せない。病気が進行すると動けなくなって言葉も話せなくなるし、いたって可哀想なのである。それを知った父陣内はもうあからさまに必死に応援してる。いつ「愛しあってるかーい」とか言わないか心配になるくらいのテンションだ。そんな陣内孝則が感極まって涙を堪えて言う。
「おかしいじゃねえか。だって、動いてるじゃねえかよ」
泣いた。
こういう「泣かせますよー」って場面で素直に泣けちゃうのは年齢的にアレな証拠である。
もしくは陣内孝則のオーバーアクションは悲しいシーンには逆に切なく感じられたりするんだろうか。じゃあ同じくオーバーアクションなますだおかだ岡田がお父さん役だったら泣けるだろうか。ガチャピンやムックだったら、…考えるまでもない。
そんなこんなで2ccくらいの涙を流したわけだけど、このドラマは最終的に1リットルの涙を流すくらいに泣けるってことなんだろうか。大量である。毎週さめざめと泣かないと1リットルなんて到底無理だ。大丈夫だろうか。
じゃあ涙の他に1リットル分の何が出てくればいいか。
1リットルの鼻血とかだったらいやだ。もう、ぶわーっと後方にふっとぶ感じだ。ニキビを潰した部分から出る1リットルの白いやつってのもすごい。1リットルの鼻の下の溝にたまる水滴はすでに水滴じゃないし噴き出してるだろう。
鼻の下の溝と言えば最近良く見る千葉ロッテ・里崎選手の鼻の下の溝にあるほくろが気になっていかたない。
これ。
テレビ見てると「あーその鼻の下の溝の黒いやつ取りたい!」とそこしか見えない。
しかもよく見ると里崎選手は同じ大学だ。つまり後輩だ。ヤワラことタワラこと谷亮子やともさかりえ、岩城晃一先輩に続いての仲間発見。少し高感度アップ。
でも気になるものは気になる。
それにしても「鼻の下の溝」と言ってるのもまどろっこしい。あの溝は何て言うんだろう。
人中と呼ばれているようです。
人の真ん中だから「人中」である。とか言うとそれっぽいが体の中心が鼻の下の溝だったらニコチャン大王みたいな体型になってしまう。いやだ。自分のオナラが出た瞬間に嗅げるような種族にはなりたくない。
ちなみに『1リットルの涙』はこっそりと先に映画化されてたんですね。主役の亜也は新人の大西麻恵なんですが、ドラマで薬師丸ひろ子が演じているお母さん役はかとうかずこ。そのまんま東がジョギングしているのを尻目にがんばっております。東が受験している頃はかとうかずこは「受験生の母」ならぬ「受験生の妻」という稀少な立場だったわけで、脊髄小脳変性症の子の母という稀少な役もいいんじゃないかとのスタッフ側の考えでしょうか。ええ、違いますよね。わかってます。何気に森下千里も出てます。たぶん挑発的な感じなのでしょう。
http://www.allout.co.jp/movie.htm
で、『リンカーン』は期待外れっぽい。豪華な内Pみたいになりたいのかな。