『チャーリーとチョコレート工場』

jogantoru2005-09-19

【監督】ティム・バートン
【原作】ロアルド・ダールチョコレート工場の秘密
【出演】ジョニー・デップ/フレディー・ハイモア/デイビッド・ケリー/ヘレナ・ボナム=カーター/ディープ・ロイ


 アメリカでは公開時にジョニー・デップ扮するウィリー・ウォンカの白塗り顔が『これってマイケル・ジャクソンじゃねえの?』と話題になったようだが、確かにそう言われてみるとそうで、夢いっぱいのチョコレート工場に子供たちを誘うウォンカの姿がマイケルに見えなくもない。いつバブルスが出て来るんだと思っちゃうけど出ない。マコーレー・カルキンくんの写真だって飾ってないもの。バートン監督もジョニー・デップも『そんなこと思いもよらなかった』って言ってるんだから邪推はやめようよアメリカ人。
 ものすごく貧乏な家の子供チャーリー。ぼろぼろの家は倒壊寸前な感じに傾いちゃってるし、二つのベッドに四人の老人が寝てるし、なんかもう悲惨。そんなチャーリーは街の中にあるでっかいチョコレート工場に憧れてる。その工場は従業員の姿こそ見えないのに操業されているっていう謎の工場。
 そんな時、街中にこんな張り紙がされた。
 
 つうわけで世界中の子供たちのゴールデンチケット争奪戦により選ばれた5人の子供がチョコレート工場に招待されるんだけど、その子供たちの憎たらしいこと。わがままだったり、生意気だったり。ガキっつうかまさしく餓鬼。
 そんな子供らが入っていったチョコレート工場はまさに夢の工場。ディズニーですよ。ディズニーのアトラクションの世界。チョレートの滝が流れ、お菓子で出来た森があって、リスたちがクルミを選別して、ウォータースライダーみたいなので移動しちゃったりする。
 ま、そこでいろいろあるんだけどそれは観てのお楽しみ。
 中でもチョコレート工場で働いているウンパ・ルンパ族のみなさんがおかしくってしょうがない。歌うわ、踊るわ、みんな同じ顔だわ。出て来るだけでおかしい。ある意味本当の主役はこの身長70cmのウンパ・ルンパなんじゃないかと思う。
 ほんと、これ観てのお楽しみで。
 僕もほげーと口開いたまま観てた感じなんですが、この映画はスクリーンで観なきゃいかんと思う。映画ってこういうもんだなとつくづく思う。難しい理屈とか抜きで夢みたいな世界にいられるのって幸せだ。


 あと、一つ気になったのはチャーリーのお母さん役のヘレナ・ボナム=カーターなんだけど、この『=』って何? 『ヘレナ・ボナム』=『カーター』ってこと? 『ヘレナ・ボナムさんってつまりはカーターよね』ってことなんだろうか。なんじゃそら。この外人の『・』とか『=』の意味が分からん。ジャン=クロード・ヴァン・ダムは『ジャンって意外とクロードでヴァンでダムね』。何? ダムなわけ? 貯水なわけ? 
 ま、なんつうかどうでもいいことなんだけど、どうでもいいことを有耶無耶にいちゃいかんと思うわけです。シャブ中の立候補者のいる日本の政治はいかんというわけです。北朝鮮が核を放棄した裏には中国がなんか画策してんじゃねえかとか思っちゃうわけです。
 でもそんな汚れた社会なんてまっぴらな感じなので夢いっぱいのチョコレート工場はすごく夢いっぱいなチョコレート工場でしたよ。


【公式サイト】http://charlie-chocolate.warnerbros.jp/