『香港国際警察』

【監督】ベニー・チャン
【出演】ジャッキー・チェン/ニコラス・ツェー/ダニエル・ウー/シャーリーン・チョイ/チャーリー・ヤン


 日曜の夜はどのチャンネルも選挙番組だったのでレンタルビデオ屋に行った。こんなことは昭和天皇崩御の時以来だ。あの時はどの局も皇室アルバムみたいな番組ばかりだった。たぶん17年くらい前だと思う。
 街頭演説で対立候補の悪口しか言わない政治家なんて見たくないので、単純でスカッとするジャッキー・チェンをチョイス。もちろん石丸博也の日本語吹替版だ。
 いきなりチャン警部の部下がたくさん死んじゃったりと内容こそ重い場面も多かったけど、やっぱりこういうジャッキーが一番いい。高いとこから落ちたり、暴走バスにぶん回されたり、楽しそう。黒い外人とコンビ組んだりタキシード来たりメダリオンしたりしてるより俄然こっちだ。もちろんエンドロールはちゃんとNG集になってる。
 監督は『ジェネックスコップ』(サム・リーが出てたな。どこ行ったんだサム・リー?)などのベニー・チャン。
 ベニーちゃん。
 かわいい名前だ。アグネスちゃんよりベニーちゃんだ。みんなの天使だ、ベニーちゃん。そばかす可愛いやベニーちゃん。
 でも、本当はこんなだ。


 


 真面目そうな青年じゃないか。でも特に面白味もない感じだな。



 でもジャッキーはほんとすごい。何歳?もう50歳くらいでしょ?オッサンですよ。俄然オッサンですよ。こんな動けるオッサンいないもの。間寛平なんて最近動いてないもの。ユン・ピョウやサモハンはあまり見ないけど、いまだに超一線級にいるジャッキーは凄いのである。あと、サモハンは『でぶやSP』とかに出たらいいと思う。
 でも、そんなジャッキーだが、泣きの芝居がどんどん武田鉄矢化しているようだ。もう顔面ぐしゃぐしゃである。そしてジャッキーと武田鉄矢が互いに歩み寄っていくと中間点にはウッチャンがいる。だから『内P』があと2回で終わるというのが残念でならない。
 秋からは柿本人麻呂プロデュースの『柿P』でどうだろう?