スハダピチピチフロヤサン

　車を運転してたら前を走る車を見て「あー素肌ぴちぴち風呂屋さん行きたい！」などと思わず写メ撮って地固まるほどに僕は意外とスーパー銭湯好きである。
　しかしながら、いまだにスーパー銭湯の定義は分からない。何をもってしてスーパーなのか。普通の銭湯に対して差を付け過ぎてないだろうか？　後楽園のラクーアとかお台場の大江戸ナンタラとかはスーパー銭湯じゃないのか？
　あれこそスーパーだ。あれは日帰り温泉か。なんか格下っぽい。『日帰り』ってところに格下感が溢れてるし送り仮名なんてもってのほかである。
　銭湯からワンランク上がっただけで『スーパー』なんて冠を付けちゃうからこんなことになる。もっとほどほどの冠を付ければ良かったのだ。『スーパー』に勝つには『トレビアン風呂』とか『エキゾチック銭湯』とかか？いや、負けてる気がする。じゃあ『スーパー』に対抗して『銭湯の百貨店』とかはどうだ？ダジャレだ。
　いっそ飛行機のようにエコノミーとかファーストにしたらどうだろう？

『ファースト風呂』

　野球か！
　しかもエコノミーとファーストの間が分からん。なんだ？頭の中に『プレミアム』という絶対違うであろうクラスが浮かんだよ。乗ってみたいよプレミアム。
　とか言いつつもやっぱりスーパー銭湯大好きだし、別にこんな物言いをしたかったわけじゃない。僕が言いたかったのは『スハダピチピチフロヤサン』に対してだ。なんで『0338772683』が『スハダピチピチフロヤサン』なのか。まあ『772683』を『ピチピチフロヤサン』とするのは許そう。問題は『0338』だ。
　『0338』は『スハダ』にはならんのだ。しいて言うなら『オッサンと産婆』だ。

　オッサンと産婆がピチピチフロヤサン

　なんか地元密着感がいいじゃない。

　もしくは

　オッサンがサンバでピチピチフロヤサン

　すごくいいじゃない。楽しそうじゃない。

　よく『いい国作ろう鎌倉幕府なんだから1192269年じゃないか』なんていう意見を聞くが、確かに一理あって、どうせなら『いい国！鎌倉幕府！』の方が弟の義経すらぶっ潰した頼朝氏の勢いが感じられる。ものすごく自分にとっての『いい国！』をゴリ押ししてる感じが武士っぽい。

　なんだか『だから何なんだ』と言われそうな文章である。自分でも『だから何なんだ俺』みたいに思い始めている。まあ、これも勢いである。