涙と汗+譲二スマイル

jogantoru2005-08-24


 子供の頃、僕はマッチこと近藤真彦に憧れていて、あわよくばマッチみたいななろうと日々考えていた。だからこそ雨の中傘も差さずに自転車こぎながら「ギンギラギンにさりげなく」を熱唱していたり、冷めた仕草で熱く見る練習だって怠らなかった。
 ある日、僕はGジャン着込んでマッチ気分で(なぜかGジャンといえばマッチだったのだ)電車に乗っていた。するとOL二人組が話をしているのが聞こえてきた。
 「ねえ、ねえ、あの子見て、あの子、ほら」
 え?ぼく?あ、気付いちゃった。マッチっぽいって気付いちゃった?
 「ほら、山本譲二そっくり」
 「あ、ほんとだー」
 どーん。そう言えば当時僕はスポーツ刈りだったのです。


 そんな僕と因縁深い山本譲二がこの度アマチュア野球界に監督として新クラブチームを設立するらしい。
 プロ野球の人気は凋落著しいが、アマ球界の方になるとこれが意外と盛り上がっている。それは萩本欽一率いる欽ちゃん球団こと「茨城ゴールデンゴールズ」の人気のおかげで、なんとこのチームはパワフルプロ野球にも出てきたりする。さらには定岡正二率いる「鹿児島ホワイトウェーブ」(さつま白波から由来するとか)やガッツ石松が総監督を務める「ガッツ全栃木野球クラブ」(もう少しいいネーミングがあったろうに)などもあり、アマ野球の放映をした方が巨人戦よりも視聴率が稼げるんじゃないかと思う。
 そこに参戦を表明してきた山本譲二率いる新クラブチーム。
 名前はもう決まっている。


 「みちのくロンリートラベルズ」だ!


 と思ったら故郷である山口県でチームを作るらしく、当然「みちのく」ではないため一人旅も出来やしない。じゃあ山口といえば長州だから「長州奇兵隊」、いやもう「高杉奇兵隊」でいいじゃんと思うがそうもいかない。英語にしたら「奇兵隊」は「フリークスソルジャーズ」だろうか。なんかすごくアングラな球団っぽいし、非難を受けかねない。


 そう言えば、前に当ブログにも書いたけど石毛宏典が作った四国の独立野球リーグ「四国アイランドリーグ」ってのがあった。その時の4つのチームの名前を予想した(http://d.hatena.ne.jp/jogantoru/20040928)のだが、果たして当たっているのだろうか。さっそく答え合わせしてみたいと思う。左が僕の考えた球団名で右が正解である。


 (高知)
 『土佐海兵隊』→『高知ファイティングドッグス
 (愛媛)
 『愛媛ポンジュース』→『愛媛マンダリンパイレーツ
 (香川)
 『讃岐ウドンズ』→『香川オリーブガイナーズ
 (徳島)
 『踊るアホウズ』→『徳島インディゴソックス


 全然当たってない。当たってたらあせるけど、なんか悔しい。ファイティングドッグスってまんま闘犬である。この発想は近いものがあるが、愛媛とか香川とか意味分からん。『香川の名物であるオリーブを…』とか言われても知らないし。オリーブが日本で穫れることすら知らなかったし。で、徳島。インディゴソックスってドン・キホーテで売ってそうである。『インディゴソックス3P 980円』とか。
 しかし、こうなってくると山本譲二の新球団もどんな名前になるのか。これで「みちのくロンリートラベルズ」になれば奇跡の逆転劇なのだが、そんなとこで逆転されても困る。どんな名前になるんだろうか。あ、「北島ファミリーズ」とか、ないよな。


 【四国アイランドリーグHP】http://www.iblj.co.jp/index.html