今、本田博太郎なのか本田博太郎じゃないのか


 本番が近付いてきて疲れた体に鞭打つように大音量でかけているのがグループ魂の『本田博太郎』だ。
 『竹内力』に続く役者ソング第二弾は『本田博太郎』だった。そこかー、北京原人以外にネタあんのかよー、っつう感じだけど相当いい曲になっててクドカンの着眼点と本田博太郎の奥深さに脱帽である。


 犯人なのか
 犯人じゃないのか
 犯人に見えて犯人じゃないのか
 そう思わせといて
 やっぱり犯人なのか
 あー分からねえ
 複雑過ぎるぜ、あんたの演技
 本田博太郎


 そう言われるとこれまで注目してなかった本田博太郎が俄かに犯人なのか犯人じゃないのか犯人に見えて犯人じゃないと思わせといてやっぱり犯人のような演技をしているように思えてくるから不思議だ。
 そして本番前の僕は本田博太郎のように観客を翻弄出来るような芝居が出来たらいいなと思うけど犯人役も犯人に間違われる役も原人役もないのでどう翻弄していこうかと考え中である。本番目前だが。


 そういえば『ぼくの魔法使い』で阿部サダヲが劇中ドラマで犯人に間違われる役をやっていたけどあれは本田博太郎がモチーフなのかな。
 とか考えてたら誕生日を迎え、井の頭線乗り越して富士見ヶ丘からタクシーで帰ったけど富士見ヶ丘は我が家から遠いと見せかけて案外近かったからラッキーだった。