タイガー＆ドラゴン『子は鎹』

　終わった。終わっちゃいましたよ。ラストは全然分かってたけど泣かされたもの。俺も「じれっタイガー！」って連呼したかったよっつう。全てが集約されて全てが収まるところに収まる最終回で、やはり小虎＝長瀬智也に尽きる話だったなあと。でも変に熱くなることなく、これまでのテイストを保ったカタチで最後まで締めていたのがよかった。やっぱクドカンすげえ。視聴率がどうとかでなく、最上のエンターテイメントだったとつくづく思う。
　それにしても『子別れ』の最後だけをやると『子は鎹』になるんですね。知らんかった。前に『子別れ』はネタとして使われてた（小竜の最初の真打ち昇進話の時ですね）ので、それはないだろうと思ってたけど、最後を締めるに相応しかったのは『子別れ』＝『子は鎹』だったんです。何故に15分延長にしないのか。あと15分あればもっと語れたんじゃないかと思いながらも最後にはタイドラ節にガチコンやられてましたし。
　今回はＷ主演と言いつつもやはり小虎＝長瀬が主役であって岡田准一くんは最重要脇役だったわけで、西田敏行に鶴瓶につくづく豪華キャストだった。あと蒼井優ね。すごくよかった。この人はこれからクドカン組でまた出て欲しい。弾け方が他と俄然違う。最後の銀次郎との絡みもよかった。
　最後にどん太の『ドーン、ドーン、ドーン、チャカカーン』が見れてよかった。
　来週からの楽しみがなくなっちゃったよ。またビデオで見返すか。