岩松了3本連続公演『アイスクリームマン』
【作・演出】岩松了
【出演】荒川良々、小島聖、高橋一生、近藤公園、平岩紙、少路勇介、遠藤雅、星野源、
佐藤直子、チュウソンハ、中込佐知子、鈴木リョウジ、塚本三直恵、坂井貴子、他
自動車教習所の合宿免許を取りにきてる人たちの宿舎、のロビー、でのキャスト20人による群像劇。
つうか、すごいメンツですよ。大人計画組はもちろんのこと、小島聖やら高橋一生やら。小島聖は超芸能人オーラ出てたし足がでかい。中込佐知子さんて人どっかで見たことあるなあと思ってたら『Smap Short Film』で香取くんのお姉さん役やってた人だった。「おはよう慎吾、姉さんよ」の人。こういうのってなんか嬉しい。
あ。感想か。
えーと、
あ。途中でものすごい雨音がバラバラバラ!ってして「SEでけーなあ、台詞聞こえね
えっつの」と思ってたら外で雹が降ってた音だった。
すげえな雹。
見たかったな雹。
くらいたかったな雹。
あ。舞台の感想か。
なんつうかですね、ダメだったな俺は。まあ人それぞれだろうし、岩松了って人は演劇界では大物だろうし、この作品も昔からやってるやつで名作だとか聞いてたけど、うーん、ダメでした。全然話が入ってこなかった。
俺演劇のこととかあんまり知らないし、そういうの見ないし、こういうの見てすげー深読みとかして「これこれこうだから人間と人間のホニャララは」みたいな事を述べたりするもんなのかとか思いますが、俺単純に面白いか否かしかないもんで。
つまりは、なんか古い。←言っちゃったよおい。
特に笑いというか、賑やかしの部分が昭和。こういうんでいいのかーみたいな。今の役者さんの感性で自由にやれば全然そういうの面白くなるんじゃないかなーとか生意気に思ったり。なんかみんな自由に動いてて窮屈そうな。逆にテンションだけで五月蝿いだけの役者さんがやけに目立っちゃったり。なんか、うーん。大事な役っぽい緑ジャージの役者さんが全然受け付けなかった。
まあ、芝居のことまだ分かってない間の意見ですので。
あと、舞台真ん中に衝立みたいに植え込みがあって舞台上手側全然見えないんだもん。
あと、ずっと引き笑いしてる客がいて、普通のシーンでも「ごひっひっひっひっひ」て常に笑ってて、ひいた。
確かにマイナス要因も多かったんですが。
あとね、「アイスクリームマン」と聞いて勝手に舞城の「バット男」みたいな話を想像しちゃって、あまりの地味な展開に肩透かしみたいなのもあって。
現代っ子は濃い味が好きなのですよ。
でもまあ、荒川良々はじめ目の前で見れたし(と言い聞かせ)、鈴木リョウジくんの舞台も久々観れたし(挨拶出来なかったけど)、まあ、いろいろといい勉強になりました。