『アフリカのツメ』と『メンB』

　この2つの番組が最終回だった。
　『アフリカのツメ』は深夜だっつうのにゆるーい展開で好きだった。ベタにベタを塗りたくってベタに演じてる。それが好き。昔のコメディをパロってるみたいなゆるさ。今田耕司、大倉孝二、木村祐一、速水もこみち。なんとも嬉しいメンツ。大倉孝二のチャッピー今村の寒さ加減とか良かったのに。で、これに出てる加藤ローサはかわいいと思う。「こいつぅ」となりそうなかわいさである。分かんないか。俺だけか。俺妄想トレイン発進か。
　あ、今思ったんだけど『アフリカのツメ』のベタで寒いのに愛らしい感じってのはドリフのマンネリズムにも似てて、ベタだからこそ安心して見れるってのが良かったんじゃないかと思う。来週からは今田と陣内孝則のトーク番組だそうだ。タイトルは『抱きしめたい！』。もうこの人ずーっとこういうイメージなの？『愛しあってるかい！』の時から変わらずか。自分のNGはすべて笑いに昇華させるのか。そういうとこは好きだ。
　

　同時に『メンB』も終了。うん、終了したまえ。『アフリカのツメ』と『松紳』の間だから何となく見てるけど、同じような若手コント番組のフジ『リチャードホール』と比べて、なんと地味なことか。全体的にトーンが暗いのね。アンジャッシュのはしゃぎっぷりとかコントのグダグダっぷりとか見てて切ない。お通夜で一人で盛り上がってるオッサンみたいな、場違いな空元気みたいな番組だった。みんなキャラないし。ポイズンのまねーじゃもここに入ってるとせっかくの味が勿体無い感じがした。長井秀和とエレキコミックがSだからって思うとまたそこに偏見の目が入っちゃってどうしようもない。
　お笑いブームの中でこういった若手お笑いの番組が乱立してるけど、やっぱ淘汰されていくのね。そうやってどんどん実力のない若手は振るい落とされていくのね。
　まあ、今が稼ぎ時なんですな。羨ましい。
　
　【アフリカのツメ】http://www.ytv.co.jp/africa/index.html
　【メンB】http://www.ntv.co.jp/men-b/