本物の子供とか出てると焦るし、関係ないのに親みたいな気分になる。

 去年ASSHに出演してくれた千葉亮平こと千葉ちゃんの芝居があったので新宿シアターモリエールにて観劇。寂れたレストランを舞台にした心温まるストーリー。なんか観てるお客さんも温かな感じだった。普通に50歳くらいの役者や小学校高学年くらいの女の子が出てたりした。
 笑いも緩いし結構微妙な感じだったけど、後半15分は良かった。ラストに繋げるテンションつうのは大事なのである。前半だらだらでラストだけいいと「この芝居1時間でよくねぇ?」となる。大事。
 でも終わってみたら「ええ話やなあ」となり、たまにはこういうのもいい。ただ客出しでヒロインの子が「みんながうるさいからあたしの友達帰っちゃったじゃんよー」と大声でキレてた。こういうのはよくない。家に帰るまでが遠足であり、野球は九回裏ツーアウトからなのであり、俺も客出しの時に出て来たお客さん全員に「あらら、しばらく見ないうちにすっかりお母さんそっくりになって」と親戚のおばさんを気取るのとか、全裸になって王様のフリして闊歩するのとかはやめようと思う。

 その後京王百貨店で開催中の『福井県の物産と観光展』を覗いてみる。
 福井県と言えば舞城王太郎である。奈津川サーガの舞台である福井県西暁市の名産は何だろうとか思いつつ、「ひょっとしたら…」なんて思ったけどひょっとするわけもなく油断したら何でも買わされそうな雰囲気に焦る。カニとか鯖寿司とかハタハタとか旨そうではあった。ハタハタは串刺しにされて干されてて哀れだったな。
 展示場の一角に棺桶売り場があったが買う人いるんだろうか?まあその場でサイズ計ってる人とかいたら怖いけど。