東京タワーとMobilと2m40cm

jogantoru2005-01-28

 先日、『トーキョーより行先不明の穴に落ちて』の劇場である麻布die pratzeに小屋見に行った。大江戸線赤羽橋駅から地上に出て、Mobil過ぎて劇場の前まで行くとそこには巨大な東京タワーがそびえ立っていて、思わず「きゃあああ綺麗ぃ!」と携帯掲げて写真撮っちまうほどの荘厳さで圧倒された。
 東京タワーを見ると頭に流れるのが小沢健二の『東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディブロー』である。なんて素晴らしいタイトルなんだこりゃあ、と今さらながらに思う。どうにもオザケンブーム再燃みたいだ。首都高を走ってて東京タワー近くになると早送りしてこの曲をかける。

『キラキラと街が光る真夏の宵の口
 高速道路を走り2人で出かけましょ
 東京タワーをすぎる急カーブを曲がり
 あっというま海が見えりゃ気分も晴れるでしょ』

 ここでニヤリ。一人でもニヤリ。そんでもって「バーラーバー、バラバッババババラバー」と朗々と唄い上げ、「東京来てよかったー」とか思ってたのは数年前。その東京タワーの真下で芝居するってんだから、なんとも気分がいい。海が見えなくても気分も晴れるってもんだ。
 で、そのオザケンに対抗するかのように同じ首都高でよくかけていたのがTHE BOOMで、THE BOOMの曲は東京の夜によく似合う。昼はオザケン、夜はブームみたいな。中でも『極東サンバ』は最高で、その中の『Samba de Tokyo』は夜の首都高で聞くとたまんない。きゃああああ。っとなる。

『東京 愛しきわが街
 君が生まれ 僕と出逢った街』

 また、きゃああああ、っとなった。
 ええ歌や。
 そんな東京タワーの下で東京な曲がたくさん流れるトーキョーのお話。観に来てくれる人があの東京タワーを見て、きゃああああってなってくれたらいいなと思う。いや、むしろ俺を見てきゃああああってなってくれたらもっといいけど。ないか。ぎゃああああだったら凹むな。
 2m40cmに関しては、まあ芝居観てもらえれば分かりますんで。