筋肉が悲鳴をあげるほどに

 稽古の前には大抵アップをする。
 アップっていうと外人みたいだが要は準備運動みたいなもんで、ストレッチしたりとかちょっと発声したりする。何故かっつうとその方が稽古に入ってからいいらしいのだ。
 正直言うと俺はこのアップとか苦手。つうかASSHの場合アップと言いつつ筋トレである。腕立ててみたり腹筋てみたりする。これはかなり苦手だ。俺はどっちかというと木陰でツルゲーネフに頬染めたい男なのである。
 今回はすでに筋肉痛の嵐であります。腹筋から胸筋へ、そしてさらに上腕筋へと筋肉痛の蔓延。ラインとしてはチビTのTの部分くらいの範囲で筋肉が疲弊してる。もうね、Tシャツとか着るのにも「ヌーン!」と気合入れねばならぬほどである。
 他の劇団(劇団っていう呼び方はどうにも嫌なんだけど)もこういうことしてるんだろうか。俺は最初っからやってたのでそれが当たり前だと思ってたけど。客演のみんなもやってるから普通なんだろうか。分からん。
 俺はよく足とか攣るから筋トレしたりアップしたりするといいんだろうなと思ってたけど今日の稽古でもさんざん足攣ってたわけで「あーこりゃどうやっても攣るね」って結論になった。むしろいきなり筋トレしたのが逆効果になってやしないだろうかとかまで思う。何故なら筋トレなんてほぼ去年春の「CUBE」以来だからだ。やぶさめではやらなかったから。やっときゃよかったのか。やっときゃあいつはああだったんだろうか。そんなネガティブシンキングさえ生まれてくる。今はちょっとポジティブにもなってる。たぶん身体を動かして汗かいてるからだ。だって、身体を動かすって気持ちイイもんネ! こうなってくると最後の「ね」も「ネ」にしないとどうにも収拾がつかない。そして今回のブログはもっと収拾がついてない。