和製シザーハンズ

jogantoru2004-12-16

ようやっと殊能将之ハサミ男』読了。

内容(「BOOK」データベースより)
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

こんな話だ。
面白かった。もう全然トリックとか気付かないもん俺。うん、俺のいいとこは素直に素直に読んで最後にちゃんと「げー、やられたー」ってなるとこだと思う。余計な詮索が出来ない。本も映画もキャッキャして読んだり観たり出来る。むむむ、誰が犯人?お前か?あいつか?とかせずに100%傍観者として作者の意のままに踊ってるわけだ。
ハサミ男』と言えば映画化されるんじゃなかったっけ?とか思ったらもう完成してた。来春公開らしい。作者・殊能将之が自身のページで「勝手に広報部」ってコンテンツ作ってた。→http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/hasamiotoko-movie/index.html
キャストが豊川悦司麻生久美子阿部寛阿部寛はいいとしてあとの二人はないな。イメージないな。まあ麻生久美子はあの役だとしても、豊川悦司=堀之内?医師?、阿部寛=堀之内?まさか日高?とか思いながらも。いや日高はIWGPの電波くんこと須藤公一でいいんじゃないだろうか。うん、それがいい。とか言ってももう完成しちゃってるもんだから仕方ないけど。あ、ちなみに友人のBLACK氏も出演しているようなので、まあ、観てやろうかなとか思います。