父からの絵葉書②

jogantoru2004-10-10


栗。
秋だから。
栗。
マーゴン来襲の我が家に届けられたマーロン。
『艶やかに
 こぼれ出そうな
 今朝の栗』
である。
はっ!俳句!?
父は前回絶賛したことにより気をよくしたらしい。なかなかの出来である。どう見ても栗にしか見えないもん。
が、しかし。
が、しかしだ。
絵だけである。
『元気?』とか『いつ帰ってくるんだい?』とか『家業を継げ』とか『会いたいヨー』とか、ましてや『会いたいYO』とか何もない。
そこがハガキの本来の役割じゃん。カラープリントの幸せな家族写真オンリーの年賀状ほど切ないものはない。切ないっつうかイラッとくるレベルである。『あーこれは返事しなくていいや』って感じである。

まあ、何はともあれ楽しみだったりもする。さ、次は何でくるんだろう。
黒鯛、栗、ときた。
「く」か。キーワードは「く」か!
クロマティ』かなあ。