『恋の門』

jogantoru2004-10-09

台風22号ことマーゴン直撃の池袋に『恋の門』(監督・松尾スズキ/主演・松田龍平酒井若菜)の初日舞台挨拶に行った。
松尾スズキ酒井若菜と原作の羽生生純は来たんだけど、松田龍平はたぶん台風のため欠席。代わりに呼ばれた大人計画3人組(平岩紙村杉蝉之介皆川猿時)が盛り上げてました。
それより一番盛り上げてたのは司会進行をしていた配給アスミックエースの広報?の人。一人で喋ってるわ、販促物を紹介しようもんなら松尾さんの本だのサントラだの恋の麺だのをぼろぼろ落としまくる。しまいにはいきなり高い声で「あ〜〜〜〜」。何ごとかと思ったら、「すいません、(舞台から)落ちちゃいましたー」と、マラソンの谷口の「靴脱げちゃいました」くらいに飄々と言ってのけた。これには松尾さんとかもゲラゲラ笑ってたんですが、一緒に行った連れは壺に入ったらしくずーっと笑ってた。たしかにものすごく面白かったんだけど。
肝心の映画本編はやっぱすごく面白くて、脚本もいいし、台詞の一つ一つに気が利いてるなーと。松田龍平はこの役がベストなんじゃなかろうかってくらいにいいし、酒井若菜は持ち味フルで発揮してる。あのキャラは他の人には出来ないっしょ。他にも恋乃(酒井若菜)のパパ(平泉成)とママ(大竹しのぶ)のコスプレ夫婦とか登山してるカップル(田辺誠一片桐はいり)とかすごいキャラ満載。どのキャラにもちゃんとキャラがあって、面白かった。塚本晋也とかすごいもん。これネタばれになるから言えないけど。ま、塚本晋也がっつうか脚本だけど。
岸建太朗さんがヘラクレスって役で出てたり、岸さんの映画でご一緒した高谷さんがすげーいい役で出てたり、わーすげーおもしれーとかあっと言う間の1時間54分だった。
ま、終わってみたら隣りでは「下弦の月」の初日やってて、あーいかにもHYDEだわーみたいなゴスロリみたいな女子がたくさんいて焦ったけど。