『隠し剣 鬼の爪』

隠し剣鬼の爪

監督・山田洋次
主演・永瀬正敏松たか子

東京国際フォーラムで行われた完成披露試写会に行ってきました。
いやー、すごい。もうね、コンサートホールみたいなとこだもん。「砂の器」で中居くんがピアノ弾いてる会場みたいなとこだもん。5000人収容とかそんな感じ。後ろの方には山田監督や永瀬さんや出演者の人とか座ってるしマスコミのカメラとかたくさんいるし、「わー、すげえ、わー、すげえ」とかやってるうちに主題歌をオーケストラ演奏だもん。ドラのおばさんなんて2回しか鳴らしてなかったけど、いきなりすごいムード。
続いては舞台挨拶。永瀬さんカッコよかったっす。シルバーのラバーソールに、なんつうのスーツもさ、なんかこういろいろ変形でかっこいいの。うわ、表現出来ねえ。語彙が欲しい。我に語彙を。永瀬さん、坊主頭も似合っておりました。
高島礼子はすごく「女優」って感じできれいだったし、田畑智子は華奢でかわいらしかったし、吉岡秀隆さんはすげえ普通だった。「お父さんのスーツ借りてきました」みたいな感じで。緒形拳小林稔侍とかもいて本当ゴージャスな舞台挨拶だった。
本編は公開が10/30とかだし、ネタバレになっちゃうからあんまり書けないけど、よかった。単純に面白かった。2時間10分あっと言う間。永瀬さんの静かな芝居がすごくよかった。案外永瀬さんは東北弁が似合うね。「息子」とかもすごいよかったし。
笑いも結構あるし、殺陣もすごいし、話もいいし。スクリーンすげえでかいし。奇抜な事とか全然しないのに釘付けで観せられちゃうんだからやっぱすごいんだと思う。終わったらスタンディングオベーションだもん。拍手の嵐の中、監督・出演者退場っつう感じでまるでカンヌ映画祭かここは?みたいな感じだったし。
いやー、本当贅沢な時間でした。