右ウイング
南葛の右ウイングといえば言わずと知れた滝一。「たき〜」ではなく「はじめ」ですね。この名前は著者の高橋陽一がスイッチ入れたばかりの炊飯器を開けてしまって怒られたというエピソードから付けられたってのは、ワシントンが桜の木を切ってごめんなさいしたのと同じくらい有名な話です。嘘ですけど。僕は嘘のライン際のドリブルで攻め上がっていきたい、そんな師走でございます。
先日原宿を歩いていると大音量でアンパンマンが流れてきた。
なんだよーアンパンマンフェアかよーとちょっと微笑ましい感じになってたら右翼の街宣車でした。どんだけかわいらしいんだよ。そのギャップにジュンとくるわけですね原宿キッス。
でも歌詞を改めて確認してみるとまんざら遠いってわけでもない気がしてくる。
「忘れないで 夢を
零さないで 涙
だから君は飛ぶんだ 何処までも
そうだ 怖れないで 皆の為に
愛と勇気だけが 友達さ」
北方領土返還の夢を忘れずに涙を流す前に何処までも飛んでいけばいい。ここでいう「飛ぶ」っていうのは特攻的な意味合いである。もしくはナニカをアレしちゃって「飛ぶ」んだろうか。そうすると皆の為に何も怖れるものなんてない。ここでも「皆」ってのは幻覚かもしれない。でも愛国心と勇気を友達に飛ぶんだよね。
ってこういうこと書いて大丈夫なんだろうか。
ダメだったら言ってください。
でも街宣車でアンパンマンって結構有名らしいですね。
じゃあ新宿の西口で『私の詩集300円』って突っ立ってる子の詩集買った人とか、東口で『無料でハグします』ってプラカード持ってるにいちゃんに本当にハグしてもらってる人とかいるんだろうか。
僕にはまだ勇気が持てません。
愛はいっぱいなんですが。