『ナチョ・リブレ 覆面の神様』

jogantoru2006-11-14


 ベタだ。
 ここぞとばかりにベタなネタのオンパレードだけど、なんつうか許せる。外人だし。外人といえばベタ、大味、三振するかホームラン。これは元広島のランス外野手ですね。打率2割そこそこなのにホームラン40本みたいな。そこには僕の偏見が入っていて、日本人=繊細で奥深い、外人(特に英語の人)=ベタでわかりやすい。そういうのがある。
 ま、そういうのも結構勉強になったりする。
 王道があっての邪道である。僕のやってることも意外とベタだったりするから、そうなってくるとベタ最高みたいになるんだけど。
 内容は貧しい修道院の修道士ナチョが子供たちのご飯代を稼ごうと「ルチャ・リブレ」のレスラーとなる。でも勝てない。でも最後は一番強いやつと戦う。そりゃあ結末も分かるってなもんで。予想通りの展開になる。ベタだからだ。だってタッグ組む相方の名前「やせ」だもん。痩せてるから。なんでそんなリングネームかって? ベタだからだ。
 「ルチャ・リブレ」ってのはメキシコのプロレスのことなんだろうか。
 そうなってくると「ナチョ・リブレ」ってのは『格闘家ナチョ』みたいな意味なんだろうか。
 なんだ、踊る大捜査線のスピンオフ企画か。
 『交渉人真下正義』『容疑者室井慎次』『弁護士灰島秀樹』『宮廷女官チャングム』『白い妖精かおる姫』『格闘家ナチョ』
 そんな感じか。どんな感じだ。


 とはいえ、このジャック・ブラックって人は微妙な表情芝居とか面白くて、この人結構売れると思う。売れてんの?なんかね『スクールオブロック』ってのに出てるみたいです。見てみようかしら。
 しかしコメディってやっぱ日本人で見たいわけで、やせ役は板尾創路、ナチョ役は日本一動けるデブこと山本圭一元メンバーでいきたかったんだが、さて誰にしようか。じゃあもう西田敏行で。


【監督】ジャレッド・ヘス
【出演】ジャック・ブラック/ピーター・ストーメア/アナ・デ・ラ・レグエラ/ヘクター・ヒメネス/セサール・ゴンザレス/リカルド・モントーヤ



 そんなことよりフォークダンスDE成子坂村田渚さんが亡くなりました。鼻エンジンつうのは知らなかったけど、なんつうネーミングだ鼻エンジン
 合掌。