『パビリオン山椒魚』

jogantoru2006-10-06



 雨ですし。
 台風ですし。
 やることはいろいろあるのですが、出来る環境にいないのでブログも更新せねばなのです。せねばります。こんにちは、セネバル代表です。
 こういう時は精神を落ち着けて、息を止めて、止めて、止めてぇ、はい、ドーーーン!


 ってなわけで、『パビリオン山椒魚』です。
 「見るべし見るべし見るべし」と呪文のように叩き込まれ、日曜の稽古が夕方で終わりだったので汗かきべそかきの状態で渋谷へ。さすがオダジョー満員です。しかも女子率高し。こんにちは、女子率タカシです。


 オオサンショウウオがすごーく大事にされてる日本において、徳川慶喜が飼っていたというオオサンショウウオ”キンジロー”をめぐってのお話。キンジローを保護することにより国から莫大な助成金をもらっている財団とそのキンジローの秘密を暴こうとする第二農響、そしてレントゲン技師飛島芳一がオダギリジョー
 あー、ストーリー難しい。ので、参照以下、こんな感じ。
 物語は、伝説の動物国宝、オオサンショウウオ“キンジロー”に隠された謎を追う、コメディタッチの狂騒的サスペンス。
そこに美人四姉妹の背後にある確執、キンジロー財団と犯罪組織間の陰謀と策略、ある女優の謎の死、母娘の愛情物語などを絡めながら、 強烈なユーモアを交えて描くエンタテインメント作品。主演は、今や日本映画の若手No.1俳優と呼び声高いオダギリジョーと若手演技派女優の香椎由宇
http://www.stylejam.co.jp/production/salamandre.html


 いやあ、まいった。すごい。オダジョーすごい。監督もすごい。
 この映画、二部構成になってまして、前半は全然成立してるし普通に面白いんだけど、言っちゃえばちょっと冗長だったりする。隣りの女子はいびき全開で寝てやがったくらい。「あんた、寝てたわよ」「はうんがあっ!?」とかなってた。ま、なんつうかよくあるオシャレミステリー映画的で「大丈夫か?おい」とか思ってたんだけど、後半戦、オダジョー=芳一が髪型からスタイルまで変わっちゃってからすごいことになってくる。言葉も笛午弁なる独特の言葉になっちゃらっしぇるらでごめっしゃい。ああ難解だ笛午弁。ともかく後半からのオダジョーの弾けっぷり。自由度満載のオダジョーSHOWである。これを見てると本当「SHINOBI」がやっつけ仕事だったんじゃねえのってのも頷ける。そんでもってこの人が今トップにいて、こんだけお客さん呼んでるってのもすごいわけで。まあ、理解してるのかは別にして。
 で、終わってみて、いやあ、まいった。すごい。すぎょい。とか思ったわけで。
 はい、どーーーん!
 これは観たらやりたくなるネタなのね。ええ。
 本当これは観て初めて「ああ、あれはすげえ」とか語れる感じ。言葉って無力。つうか語彙がないだけですが。あああ、Tくんとか見ればいいのに。


【公式HP】http://www.pavillion.jp/
【仔牛好きHP】http://blog.goo.ne.jp/julienne524/


パビリオン山椒魚
【監督】冨永昌敬
【出演】オダギリジョー/香椎由宇/高田純次/麻生祐未/光石研/KIKI/キタキマユ/斉藤陽一郎/杉山彦々/津田寛治