天気予報の詭弁を暴くぜHarajuku
今日は薄着である。
何故なら朝の天気予報でめざましテレビの愛ちゃんが「今日は3月中旬並みの気候です」と言っていたから。そんな予報を笑顔で話していたから。
で、お気に入りのスカジャンで外に出ると、寒かった。
だって冬だもの。
そして一つの記憶を思い出した。
それは一週間ほど前。その時も愛ちゃんが「今日は4月上旬並みのお天気です。最高気温は16℃でぇす」と言っていた。
ものすごく寒かった。確か6℃とかしかなかったはず。
だって冬だもの。
その日もスカジャンだった。
予報こそスカじゃん。
ベタでもいい。そんなダジャレよりも外気の方が寒いのだ。
でも、僕は気付いてしまった。
奴らは3月中旬並みだとか言うけれど、実際3月でも寒い日は寒い。だからそういう言い方しても「昨日は3月の中旬くらいのやけに寒い日みたいな一日でしたね」って言えば、なんか上手いこと誤魔化されたみたいになる。
でも、今の僕らにとって「3月」とか「4月」とか「中旬」とかってワードはものすごくパラダイス的な響きで軽くアロハオエ〜みたいな暖かムードすら感じられる。
パブロフである。
「3月」と言われて「暖か〜い」と思ってしまうのは、ペヤングを差し出されて「もういっちょ、いくぅ?」と言われたら、満腹でもつい「オイス!まろやか〜」などと答えてしまうのと一緒だ。しかもペヤングは大してまろやかじゃない。
忘れちゃいけないのは今はどうやっても冬だって話で、トリノはもっと寒いだろうに上村愛子は頑張ったなってことだ。あの手作りメダルだって寒い中でもらったから温かい感じがして微笑ましいが、あれが誕生日プレゼントだっつって渡されたらアホかーってなる。男子ノーマルヒルで6位に沈んだフィンランドのアホネン選手はなんともマヌケな名前だが、本当のアホネンは原田だったりする。朝みのもんたが激怒してた。あれは怒り過ぎだし、朝ズバでのえなり君のポジションはどうもよく分からない。
とは言え、天気予報で「今日は一足早い春のような一日でしょう」なんて言われるとやっぱウキウキして薄着で出かけちゃって「やっぱ寒い」って縮こまってるのも冬らしくていいんじゃないだろうか。体は縮こまっていても心は大きくありたいね。最近は強引にポジティブな思考をするようにしています。
それにしても「薄着」って文字にするとものすごく貧乏くさい感じがする。