ブタになったお父さんはプロデュースしたくない

jogantoru2005-12-20



 「お父さんがブタになっちゃった!」
 「ンゴッ!ンゴッ!」
 これは『千と千尋の神隠し』での名シーンですが、それとはまったく関係なくて、ようやく『野ブタ。をプロデュース』の最終回を観た。原作を知ってるだけに毎週膨らんでいく違和感に戸惑いながらも、モヤモヤと輝きながら(徳永英明)、オリビアを聴きながら(杏里)、結局最後まで観たのはこのドラマだった。まあ『危険なアネゴ』も『花より男子』も最終回は観たよ。まったく分からなかったけど。分かったのは松田翔太松田龍平の弟だってことと『キッズウォー』の子も立派になったなってことくらい。
 で、『野ブタ』だ。
 最終的に転校するっていう流れは原作通りだけど、どうなのよ?と。彰的に言えば「どぅーなのよ?」と。この時の「どぅー」の表記は「ドゥー」なのか?それとも「DO」なのか?と。そうではなく。
 なんとも爽やかだったなあと。後半は『青春アミーゴ』の歌詞に沿って展開してった感じだったけど、引っ越し当日のみんなの送り出し(みんなが垂れ幕を持ってないのが不満)から修二と彰が海辺で戯れるあたり(亀梨くんと山下くんは素敵ではありましたが)なんか俄然昭和だし。転校先が「網五高校」だったのはちょっとニヤーリとしましたが、どうせなら海辺にバイクを停めて一瞬マジにお前を抱いて欲しかった。
 ま、結論としては「イジメられて転校した修二が転校先で新たな桐谷修二を再プロデュースしていく」って展開がちょっとドラマ的には暗かったんかなというところに落ち着きましたが、原作を読んだ時に「なんだかなあ。ベタやなあ」と思ってたラストが今では秀逸に思えてくる。
 秀逸。
 これは(西城)秀樹と(大泉)逸郎ね。
 大泉逸郎は「孫」を歌ってた人です。ソンじゃなくマゴね。孫くんは次の月9ですね「西遊記」。これ楽しみ。予告見たら猪八戒伊藤淳史くんがちゃんと「ンゴッ!」ってブタ鼻してた。
 「伊藤くんがブタになっちゃった!」
 「ンゴッ!ンゴッ!」
 なんとなくチビのりだーの時の鼻穴メイクが猪八戒に繋がってるっぽくて人生どうなるか分からんなと思います。
 でもまあ『野ブタ』。なんだかんだ言って毎週楽しんでました。