愛2005
毎年恒例の「今年の漢字」が漢字の日である12月12日に発表された。
発表の前に「何で12月12日が漢字の日なのか?」って疑問が浮かぶかと思いますが、賢明な方ならもうお分かりでしょう。
せーの!
1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)!!
そうですね。「いい字1字」の語呂合わせですね。
わかるかっつの。
ちなみにこの日は「いい痔、一時的に」ってことで「治りかけた痔の日」でもあります。
うそです。
さて、「今年の漢字」です。ニュースなどでもう知ってると思いますが、今年2005年の漢字は「愛」です。
愛
素晴らしいです。
応募総数約8万5千通の中から約4000票(4.7%)を獲得して1位になったわけですが、1位で4.7%って票割れすぎじゃないの。
ちなみにベスト5はというと
1位「愛」
2位「改」
3位「郵」
4位「株」
5位「笑」
となっている。「萌」は12位だったようです。1135人の方が「今年は萌えだー」と投票したようですが残念でした。
「愛」が推された理由としては、『紀宮様のご成婚をはじめ、純愛ブームや芸能スポーツ界での結婚ラッシュなどに身近な「愛」を育む大切さを感じると同時に、世界規模で展開された大型ハリケーンや地震等の被災者救済劇や、21世紀最初の万博「愛・地球博」が大成功したことに世界規模の「愛」を育む大切さを感じたことが挙げられています。そんな中、各界で「アイちゃん」が愛称の女性が大活躍し、愛子さまが初の女性天皇になられる可能性が高まったことに期待を寄せる意見がありました。その反面、残忍な少年犯罪や相次ぐ児童殺人事件、マンション耐震強度偽造問題など“愛が足りない事件”が多発したの意見も多く見受けられました。』(漢検HP)とあった。
確かに各界のアイちゃん活躍しました。宮里藍を筆頭にバレーの大友愛、卓球の福原愛、元横綱の彼女の相原勇、哀川翔、山野愛子、アイ・ジョージ、アイナメゲンゴロウ、アイルランド人。もう数え切れません、アイルランド人は。
しかし、最後の“愛が足りない事件”って、これ相当こじつけじゃなかろうか。確かによ、愛のない事件は多かったよ。それはもう愛のない事件だらけですよ。
でもね、
じゃあ、愛のある事件ってあるんかい!
つう話です。
京進宇治神明校での女児殺害犯の荻野浩は皮肉にも「人生は一回ポッキリ! 愛のある一瞬一瞬を精一杯ともに頑張りましょう」と自己紹介文を書いて2005年の「愛」に便乗してましたが、その一瞬に愛はあったんかい!
あったのか!?
って、あったとしても殺人は殺人である。
「ウサギかわいいねー、愛らしいねー、じゃあ解剖してブログに載せよう!」
これもダメである。
せいぜい愛のある事件つうのは、妻は夫の懐中時計の鎖を買うために美しい自分の髪を切り、夫は美しい妻の髪に付ける髪飾りを買うために大事な懐中時計を売ってしまったっていう事件くらいのものだ。しかもこれ事件じゃなくていい話だもん。
「せっかく髪飾り買ってきてくれたのにごめんなさい」
「何言ってるんだ。君こそありがとう。でも僕も時計を売ってしまったのだ」
「あああ、なんてこと!わたしの髪の毛ってあんたの懐中時計と同じレベルなわけ!」
「あわわわわわ」
「えーい、出家してやる!」
「そこまで切ったんだから剃っちゃえ!剃っちゃえ!」
「うーん、寂聴!寂聴!」
もう訳がわからない。むしろ、ワケェーイがワカーラーナイーだ。
そんなんどっちでもいい。
書いてる本人がわからないのだから、読んでる方はもっとわからない。すいません。謝れば済むってわけじゃないが、愛ある限り謝ろうかと思う。でも本当はそんなに悪いと思ってないんですよ。いや、そこはまあ、大人ですから。