耳!ツボ!ダイエット!
今日は朝から気分が優れなくて「あー休息したい、休足したい」と車を走らせていると写真のような光景が目に飛び込んできて、僕は思わず「きゃあああ」と声を上げてしまったわけです。
違う違う違う、チャリンコを漕ぐ女子高生のチラリズムじゃなくて、その後ろの看板。
『仙人接骨院』
仙人が治療を施してくれるんならどんな骨でも簡単に接するだろう。軽く肩でも外して入ってみようかと思ったけど運転中だし危ないし痛いからやめて、とりあえず写真に収めた。だから女子高生はオマケであって、ハンバーグの横にあるあの甘いニンジンのようなもんだ。僕はあの甘いニンジンが好きで、何故か幼少期に「なんでハンバーグよりニンジンが好きなのよ」と母に叱咤された記憶がある。
そうじゃなくて仙人接骨院だ。
ただでさえ凄そうだし、確実にマックシェイク飲んでヒゲがびょるんと飛び出したような顔のジジイが院長なんだけど、仙人は接骨だけでなくゲルマニウムやフットケアもしてくれる。ゲルマでいい汗かいてるところにフットケアしてくれてそれをよく見ると仙人なのである。
なんて贅沢なんだ。
なぜか『耳>ツボ>ダイエット』みたいに見える感じもたまらない。確かにツボよりもダイエットよりも耳は大事だ。だって耳ないと聞こえないから。
偶然に見つけた仙人接骨院はなんとも耳よりな感じだった。
そもそもなんで朝から不愉快な気分だったのか。それも話さねばなるまい。
今朝は遅刻ギリギリだったのでいつもと違う半蔵門線に乗った。半蔵門線は乗換えがあるけど3分くらい早い。朝の3分はMajiでKoiする五秒前と同じくらい短いようで大切な時間なのだ。
目的駅に着いたらダッシュで階段を駆け上がらないとまずいので、途中から階段に一番近い最後尾の車両に座ってひと安心。ドグラマグラなんか読んじゃってたら車内アナウンスが聞こえてきた。
「ただいまの時間、最後尾の車両は女性専用車両になっております」
ほげ!とか思って顔を上げるとそこには『女性専用車両』の文字。見回してみると確かに女性しか乗ってないんだけどガラガラに空いてるし、次で降りるからいいやー、俺って心はギャルだしぃーなどと思ってたら車掌出てきて
「こちら女性専用車両ですのでご協力ください」
わざわざ車掌出て来てわざわざお辞儀交えてわざわざ言ってきた。
なんだよ、俺次降りんのにわざわざ言う?恥ずかしそうにはにかんでた俺にわざわざ言う?とわざわざ満載に憤慨して言ってやった。
「知ってます」
言った途端、逆に確信犯みたいで恥ずかしくなって「あ、吉田じゃーん」と手を上げると隣の車両に退却しました。
いやーまいった。
やっぱ気持ちはギャルでも外見が男だから、まだまだギャルへの道は遠いね。
これはもうギャルサーにでも入るしかないかなと思ったが、言っとくけどギャルサーってのはギャルが卓球でサーブして「サー!」って言ってるわけじゃないから。