最近読んだり観たりしたものを思い出してみる

 タイフーンまっしぐらですが、カトリーナみたいな可愛らしい名前の子に横暴を振るわれるのは勘弁したいもんで、こんな時は家に篭ってのんびりするのが一番である。とはいえ予定はあったりするんだけど。
 で、もうすぐ読書の秋とか芸術の秋だったりするのでガンガン勤しんでいこうとは思ってます。


 

 バンドブームってのは僕にとって青春ど真ん中だった。本書にもブルーハーツジュンスカカブキロックスまで懐かしい名前が随所に出て来る。それだけでワキワキしてくる。そしてバンドブームというその大きなうねりの中に放り込まれた大槻ケンヂが肌で感じた時流の凄まじさというかあっけなさというか、今のお笑いブームにいる人たちもこんな感じなのかなとか思う。
 本書で大槻ケンヂが引用している誰かの言葉、「僕は表現したい衝動があるだけで、本当に表現したいものがあるんだろうか」みたいな(超うろ覚え)言葉がガツーンと、きた。


 

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

 ようやく読破。ラスト好き。あの淡々としたとこにリアルがある。確かに『ヒミズ』までいかず『グリーンヒル』みたいな感じでもなく、いい感じ。なんか消化不良のままの問題とかもあるけど、まあそれも人生ってのは知らぬが仏なことがあっても幸せならというか、平穏無事ならいいのかもしれないなと思う。もう古谷実は何書いてもOKですね。


 

ソウルパンチ

ソウルパンチ

 本牧のライブ終わってから聴きまくり。横山剣のような大人になりたい。いや大人だけど。かっこいいオッサンになりたい。


 

ロストマイウェイ [DVD]

ロストマイウェイ [DVD]

 松重豊さん主演のこの作品には植田さんが出てて、植田さんの名前が2番目に出てきて焦る。面白かった。産業廃棄物のせいで目からビームが出るようになる男ってすごい。確かに松重さんすごいでかい。「今夜はブギーバック」を熱唱するなどとは到底思えない。


 

花園メリーゴーランド 1 (ビッグコミックス)

花園メリーゴーランド 1 (ビッグコミックス)

 読破。知人より「やぶさめの世界観に似てない?」などと薦められたんだけど、やぶさめこんなに深くないわよ。でも、当初書いていたやぶさめの話に世界観は確かに似てた。そか、あの話はこうすると高尚な感じになるのかーとか思いつつも、どうやっても15歳になったら性にオープンになりまくる集落なんて話はやっぱり下ネタ満載になっちゃいそうです。
 が、この『花園メリーゴーランド』は絶品。なんつうか、いろいろありすぎて語りきれないので読んだ方がいいと思う。そして悶々と鬱々と考えてたりするのがいいんだと思う。