フライパンおばさん

 全然知らなかったんだけど、愛知にはフライパンおばさんなる2代目騒音おばさんがいるそうで、奈良の元祖引っ越しおばさん、中野の異臭男と合わせて平成の近所迷惑トリオだ。
 「となりのアパートの煙草の匂いが臭い。あとアパートの光が眩しい」つう理由でフライパンを叩きまくる。朝はNHKと民放のラジオでラジオ体操をする。サラウンド体操だ。しかもラジオは5台あるらしい。5大ラジオ制覇つうわけか。つうわけかじゃないよ全然意味わかんないし。
 とはいえこのフライパンおばさん(70歳だからばばあか)はかれこれ10年フライパン叩いてるとのこと。10年でやっと世間に注目されたのだ。継続は力なり。最初フライパンおばさんの報を聞いた時に「出た。模倣犯」とか思った。奈良の「引っ越ーせ!引っ越ーせ!」を見て、「あ、あれいい!私はフライパン!」「僕は悪臭!」「僕は警察官!」「本気になったら大原!」と大原簿記学校のCMみたいな勢いで便乗してきたのかと思ったけど、この人はこの人で地道に迷惑活動してたんだなーと。
 さて、次はいかなる迷惑さんが現れるのか。
 すぐに頭をよぎるのは皿をスプーンで叩きまくるスプーンおばさんだが、なんか意地汚いし、僕の知ってるスプーンおばさんはそんなんじゃないやいやいやい。