まつりのあと

jogantoru2005-08-08



 打ち上げが終わって朝帰宅して昼過ぎに目を覚ました。一瞬「今日小屋入り何時だっけ?」と考えるけど「あ、もう終わったんだ」と気付いてまた目を閉じる。部屋の中はいつも通り半端なく散らかってるけどすごく静かで僕は郵政法案否決の報道を眺めながらまたうたた寝して「やっぱ終わったんだー」などと実感し「明日からは普通のオッサンに戻るんか」と思う。あ、この諦め感がオーラを消すんじゃなかろうか。
 いつも思うんだけどあれだけ稽古しても本番は幕が開いたらあっという間で、なんだかイナゴの大群とかが一気に通り過ぎたみたいにあとには虚無感と疲れしか残らない。あの本番での高揚感が毎日続けば楽しいんだろうけど、たぶん過労死するんじゃなかろうかと思うから体力は付けないとならない。無駄な贅肉ばかりは付いているが。劉備の「脾肉の嘆」の気持ちが最近はよく分かる。


 今回、初めて作・演出を手掛けた櫻井正明氏とは何の因縁か小学生の時から知り合いである。高校も一緒で、それから数年会わなかったのに再会してK.R.K.なる自主映画団体を作り(随分と冬眠中の団体ではあるが)、一緒に舞台をやるようになり、彼の作・演出作品に役者として舞台に立ってる。
 まさかこんな関係になるとは高校生のトオル少年は思っていただろうか。
 否。
 彼は真面目な感じの子だったのだ。
 煙草をレクチャーしたことすら後悔していたのに。
 不思議な縁である。
 最後の回で超満員の客席を見たら、なんとも感慨深くて台詞かみました。


 ともかく、ASSH別腹公演『心象☆メランコリー』に多数様の来場改めて感謝いたします。
 笑いがメインじゃない芝居をするのってなんだか不安なんですが、みなさんに喜んでいただけていれば幸いです。次のASSHは来春の本公演。その前に何やら仕出かしそうな気配もあります。
 お楽しみに。
 公演後、たくさんメールいただきました。ありがとうございます。返事遅くなってすいません。ぼちぼち返信していく所存でございます。
 ありがとうございました。