Long Long 600seconds

jogantoru2004-12-19

久々に撮影。しかも役者2人で約10分間の長回し。しかも喋りっぱなしっつう大変な荒行。
日曜午前の公園。そこには小さな池がありじじいどもは釣りに興じ、ガキどもは奇声を上げて駆けずり回る、そんな状況でカメラ置きっぱなしで10分間。たったの10分ですから。とか思い、いざ撮影始まるとちょうど3分の1くらいになると毎回邪魔が入る。いきなりじじいが「何撮ってんの?」と来たり、カメラ前をガキがトッペペペペペーと駆け抜けたりと大変なのである。10分とはいえ長回しですから一旦何かあったらまた最初っから。しかも俺の長台詞から始まるので毎回長台詞やり直し。これはなんらかの刺客だったんじゃなかろうか。しまいには俺の口も疲弊しおそらくOKテイクでは白目剥いて涎ダラダラ流しちゃってんだろう。そのせいかその刺客を逃れても、今度は俺が同じシーンでゲラゲラゲラゲラ。なんとも笑いが止まらない。もうどうにも止まらない。お堂にでも泊まらない?いや、泊まらない。ではなくて、まるでNG大賞みたいにゲラゲラププーのゲラププー。俺は陣内孝則であれば「よーし、次行こうかー」と明るく振舞えるもののスンナリ行かなければ実際自分の長台詞がまた始まるわけでゲンナリしてはんなりしてしまう。
が、なんとかその日の分の撮影を終える。
でもよく考えてみると舞台でやってんだから長回しとか大丈夫なんじゃねーの?とか思ったけどやっぱ違うんだわね。これが。まあ自分のペースを乱さずに丁寧にやりゃあいいんだっつう話なんだけど、これがなかなかに難しくて、なんつっても舞台でもスベったら裏に引っ込んでからヒイヒイ発作起こすようなやわな人間でしたから、ほんとその点しっかりしないといかんぞとか思う。兎のようにおごるでもなく亀のように地道すぎもせずに自分で自分のリズムを作らないとならない。兎に追い抜かれても亀に追い抜かれてもいいじゃない。つうか疲れたら休むしがんばろうと思えばがんばるのが普通。昼寝しても亀みたいなもんにはそうそう負けませんもの。ピョンピョン追いつくっつーの。追いついて踏むっつーの。ピョンでグシャンだっつの。
ピョングシャン。
チョンジヒョン。
ヤンデボン。
1、2、3、4、ヤンdeボーン!
なんかよくわかんなくなってきたけど、まあ面白くなってきましたよ。