"+1℃"

jogantoru2004-08-15


8月11日に行われた1DAYイベント『+1℃「The Thirsty Flower〜four by four equal one〜」PREMIERE NIGHT』。恵比寿ガーデンホールで開催されたこのイベントは永瀬正敏初監督作品「乾いた花〜four by four equal one〜」をこの日たった一度だけスクリーンで上映するという貴重なイベント。
会場に入るとド真ん中にEd TSUWAKIさんの巨大な作品があり、その周りをたくさんの人が囲む。さらに写真のオブジェ(これは永瀬さん制作の物)と壁一面のペインティング、中にはビデオ作品に写真にオブジェに様々なアートが並び「わーすげーきゃーステキ」とはしゃぐ俺。会場では岡田義徳くんとか普通にいるし、ファニスケの面々やら永瀬ファンの面々と挨拶したりしていよいよ上映開始。
この作品、前に吉祥寺で行われた小野川浩司のライブや水戸短編映画祭なんかで観たことはあるんだけど、今回は4つの短編が1人の女性の内面を描いた話として再構成されていて今までとは違った印象を受けた。要するにすごくよかった。俺はこういう時自分の語彙のなさにいつも凹むんだけど、やっぱよかったとしか書けなかったりする。見終わって自分の周りが+1℃の温度に包まれたみたいにふわんとした感じ。
その後永瀬さんと出演の長澤みはるさんと秋桜子さんによる舞台挨拶。この長澤みはるさんが本編でもすごく繊細で存在感があって美しくて強くて、すげー女優さんだなーとか思ってたら撮影当時は素人だったと聞きびっくりする。いるところにはいるもんだ。
その後メイキングが4本上映され、永瀬さんが再登場してのティーチイン。永瀬さんが喋る喋る。初めて見た。ティーチインから次第にファンの集いみたいになってきてファンの子に「煙草やめなさい。ビタミン摂りなさい」って言われてたじたじになってたり。でも一人一人に丁寧に接する永瀬さんに「わースターって大変やなあ」とか普通に感心したりする。でもこうして永瀬さんが喋ってる間に裏では開場後の会場を映した映像を編集していて、それが最後に上映される。トラブルがあったとかで未完だったらしいがこのイベントに対する永瀬さんやスタッフのみなさんの想いが伝わり感動した。俺映ってなかったけど。
作品もイベントも素晴らしく一夜限りってのがすごくもったいなかった。参加出来てほんとよかった。