俺温泉


 芝居が終わったら温泉に行きたいねえ。
 なんて思ってた。



 ASSHの精算会が終わって飲む。打ち上げでガン寝してたので僕にとってはファースト打ち上げ。
 その後恵比寿→六本木に移動して飲む。それから麻布十番のクラブイベントに。


 クラブの大音量で戻りかけの喉をガラガラにして疲れたオッサンはまた寝てしまい始発が動き出す頃に目を覚ます。


 帰り際になんかお土産をもらう。
 小さなピラミッド的な包みに「わーい、ちまき!」なんて思うが、クラブでちまきってのもおかしな感じで、あーお菓子か、チョコ的なアレか、と見てみると「さくら」って書いてあってなんとも可愛らしい。人間疲れていると甘い物が欲しくなるもんでそのまま「さくら」の包みを開くと中からピンク色の粉がたくさん出てくる。「さくらでんぶみたいー」と、ひとくちペロリ。




 ほげげげげぇっっ!




 入浴剤でした。




 みんなは「トオルからいい匂いがする」とゲラゲラ笑ってた。


 
 温泉は体の中から温まるけど、俺は体の中から温泉になったよ。