光の射す方へ

jogantoru2004-11-10

あれはひと月ほど前だったろうか。
我が家の照明の電球がバチーンと切れた。わー大変とか思って電球購入、そして装着。
スイッチオン。
点かない。
えー?とかなって家に余ってた電球を次々に装着、スイッチオン、撃沈を繰り返す。
当時、まだやぶさめの台本も完全に上がらず小テンパリ状態だった俺はそれ以上考えずにベッドサイドに置かれていて就寝前に文庫本を読んじゃいそうなピンポン玉大の電球の灯りオンリーで急場をしのいだ。
でも、気付いた。すげー暗い。毎日が薄暗い灯りの中。毎日が台風クラブ

部屋が薄暗い→なんか集中出来ない→台本が煮詰まる→とりあえず横になる→どうせだからベッドに横になる→やっぱ薄暗い→とりあえず考えなくちゃ→目を閉じてみる→なんて穏やかな気持ちなんだ→→→朝です!また寝ちゃった、てへ。

さすがにこれはまずいと気付いたのは10月末だろうか。ま、台本は上がってはいたんだが、疲れと暗さで帰宅即スリープが続いていた。薄暗い天井を見つめている。
あ。あれだ!
気付いた。あの天井からぶらーんって電球をぶら下げてる線。あの先っちょがコンセントみたいになってて天井のとこにハメてグリンって回すやつ。そうか、こいつが壊れてるんだ。ちょっと気付くの遅いけど気付いた。で、暇を見つめては電気屋とか覗いたりするんだけど、ない。
俺はお店とかで店員に物を聞くってのが極めて苦手な人間であり、しかも「あの、天井からぶらーんってしてるやつないですか?」なんて聞けやしない。電球コーナーとかをウロウロしつつ店を出るという日々が続いた。

先日。
新宿ドンキホーテでやぶさめ小道具を探しつつ照明コーナーに。天井からぶら下がってるわけですよ、さまざまな照明が。もちろん天井と照明を結ぶのは、あのぶらーんってしてる変な線です。
おー、あのぶらーんてしてる変な線あるんじゃねえの?と探しまわるもやっぱりない。もう血まなこ。チ・マナコ。地井麻奈子。誰?絶対地味っぽい名前だ!とか思いつつ、俺の脳天から足の先へと稲妻が走った。おそらく神の啓示の類い。

そっか、照明を買うと付いてるんだー、あれ!

気付くまでにひと月ほどかかりました。購入したホタルックのおかげで部屋はとても明るい。薄暗い部屋に慣れていたせいか目がチカチカします。軽いストレスを感じます。でもいいじゃないか、豆球みたいな灯りの前で夕飯食べてた侘しさを思い出せ。
そう自分に言い聞かせながらがんばっております。おかげさまで「ナス、ガス爆発」にも光が射してきました。
あと9日!